債券は下落か、米債安で売り先行-日銀オペ方針レンジは不変との見方 – ブルームバーグ

Home » 09金融 » 債券は下落か、米債安で売り先行-日銀オペ方針レンジは不変との見方 – ブルームバーグ
09金融, 新発10年国債利回り コメントはまだありません



債券相場は下落が予想されている。前日の米国債相場が軟調に推移した流れを引き継ぎ、売りが先行する見通し。日本銀行がこの日の夕方に公表する当面の国債買い入れオペの方針は、前月までと変わらないとの見方が出ている。

  29日の長期国債先物市場で中心限月9月物は150円台後半での推移が予想されている。夜間取引は海外市場でのリスクオンの流れを受けて上値の重い推移となり、150円85銭と前日の日中終値比1銭安で引けた。

  三菱UFJモルガン・スタンレー証券の稲留克俊シニア債券ストラテジストは、「昨日の米国債は反落。原油価格が約3年半ぶり高値を更新したことなどを背景に売りが優勢化。貿易戦争を巡る追加的な材料が出ず、リスク回避的な米国債買いの巻き戻しが出た面もあった。きょうの円債はこうした流れを受けて弱含みでスタートしそうだ」とみる。

  28日の米国債相場は下落。米10年国債利回りは1ベーシスポイント(bp)高い2.84%程度で引けた。トランプ米政権の対中貿易に関する方針が不透明なため下げていたテクノロジー株が反発したことや、ニューヨーク原油先物相場が終値で3年半ぶり高値を付けたことなどを背景に売りが優勢となった。

  東海東京証券の佐野一彦チーフ債券ストラテジストは、新発10年債利回りが6営業日連続で一本値となるなど完全な凪(なぎ)相場だと指摘。「きょうの相場環境も基本的に変わらないとみる。ただ、日銀オペは変動材料と期待。来月の買い入れ方針は『レンジ不変』とみる」としている。

  現物債市場で長期金利の指標となる新発10年物国債の350回債利回りは、日本相互証券が公表した前日午後3時時点の参照値0.025%付近をやや上回る水準での推移が見込まれている。佐野氏はこの日の予想レンジを0.03%としている。

国債買い入れオペ

  日銀はこの日の午前10時10分、残存期間1年超3年以下と3年超5年以下、5年超10年以下の長期国債買い入れを実施する。前回までのオファー額はそれぞれ2500億円と3000億円、4300億円だった。

  三菱モルガンの稲留氏は、金利水準が直近レンジ下限に位置していることや、足元の円高圧力が弱いこと、当該年限対象の国債入札の翌日ではないことなど、日銀からみると減額に動きやすい環境と指摘。「減額があれば相場がさらに下がる場面があるだろう。それでも下値を売り込む動きまでは想定されない。6月に入って2度の減額を経験し、市場で追加的な減額は既に想定されていよう」としている。

日銀の国債買い入れオペの結果はこちらをご覧下さい。





コメントを残す