債券上昇、新年度初の10年入札こなし買い安心感-株安・円高も支え – ブルームバーグ

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債券相場は上昇。新年度入り後で最初の10年国債入札を波乱なく通過したことで買い安心感が広がった。前日の米国市場の流れを引き継いで日本株安・円高の展開となったことも相場を支えた。

  4日の長期国債先物市場で中心限月6月物は前日比6銭高の150円28銭で取引を開始。午後に10年入札結果が伝わると一段高となり、150円44銭まで上昇した。結局は18銭高の150円40銭と、終値ベースで4営業日ぶりの高値で引けた。

  岡三証券の鈴木誠債券シニアストラテジストは、「米国の金利低下や、今日は国内で株安・円高と債券にはフォローの状況だったところに、10年債の入札をこなしたという安心感で相場がさらに上昇した」と説明。ただ、「明日は日本銀行の中期と長期ゾーンの国債買い入れオぺが予定されており、初回の額に不透明感が残る」とし、「どんどん金利が下がっていく感じでもない」と言う。

  現物債市場で長期金利の指標となる新発10年物国債の346回債利回りは、日本相互証券が公表した前日午後3時時点の参照値から0.5ベーシスポイント(bp)低い0.065%で寄り付き、午後には0.06%まで買われた。

10年債入札

  財務省がこの日に実施した10年利付国債入札の結果は、最低落札価格が100円32銭と市場予想の中央値と一致した。投資家需要の強弱を反映する応札倍率は3.96倍と、前回の3.74倍から上昇。小さければ好調を示すテール(最低と平均落札価格の差)は3銭と、前回の4銭から縮小した。

過去の10年債入札の結果はこちらをご覧ください。

  日銀は5日に長期国債買い入れオペを実施する。事前に発表された4月のオペ運営方針によると、買い入れの対象は残存期間1年超5年以下と5年超10年以下となる。

  岡三証の鈴木氏は、「2年債の利回りなどはイールドカーブ上から見てもかなり低過ぎる。需給も締まっている」とし、「中期ゾーンの利回りが低い間は減額が続く可能性があり、どの程度続くのか見極めたいところ」と指摘。「10年についても本来であれば発行額が減った分くらいは減額しても良い状況で、もしかしたら減額もあり得るとの警戒感がある」としている。

日本株安・円高

  この日の東京株式相場は反落。日経平均株価は前日比0.9%安の1万8810円25銭で取引を終えた。外国為替市場では、ドル・円相場が1ドル=110円台前半と3月28日以来の水準まで円高が進んだ。

  3日の米株式市場では主要3株価指数がそろって下落。原油安を背景にエネルギー株が売られた他、販売台数の落ち込みで自動車メーカーの株価が下げた。一方、米債相場は株安を受けて上昇し、10年債利回りは7bp低下の2.32%と2月27日以来の低水準を付けた。



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