【個別銘柄】トヨタ上昇、スクエニHや鹿島が大幅高、スルガ銀は急落 – ブルームバーグ

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7日の日本株市場で、株価変動材料のあった銘柄の終値は次の通り。

  トヨタ自動車(7203):前週末比2%高の6339円。4日に2018年3月期の営業利益計画を1兆6000億円から1兆8500億円に上方修正した。為替前提を1ドル=105円から110円、1ユーロ=115円から124円に見直した。野村証券は、4-6月期は順調な出足、7-9月期は円安効果が寄与し始め、欧州の好調も続くことから8四半期ぶりに営業増益に転じるとの見方を示した。投資判断は「買い」を継続、目標株価は7500円から7650円に引き上げた。

  スクウェア・エニックス・ホールディングス(9684):6.3%高の3735円。17年4ー6月期(第1四半期)営業利益は前年同期比44%増の129億円だったと4日に発表。主力のデジタルエンターテインメント事業でスマートデバイス向けコンテンツの既存タイトルが好調に推移した。18年3月期計画は250億-300億円で据え置き。SMBC日興証券では、第1四半期は好調なスタート、通期会社計画は据え置かれたが保守的な印象と指摘。大型タイトルの投入が第2四半期以降で、通期営業利益は同証予想の380億円も視野に入るペースとの見方を示した。

  鹿島(1812):5.3%高の1031円。4-6月期の営業利益は前年同期比45%増の439億円だったと7日正午に発表、建設事業の利益率向上で完成工事総利益が増加した。市場予想は273億円だった。

  スルガ銀行(8358):10%安の2446円。4-6月期の純利益は前年同期比21%増の107億円だったが、SMBC日興証券は貸出金利回りが3.58%と前年同期の3.59%や17年3月期の3.62%から低下しネガティブな印象と指摘した。他行より早くカードローン規制に対応したことでカードローンの残高が減少、貸出金利回りに対してのミックス改善効果がなくなったと分析。バリュエーションプレミアムの維持について正念場を迎えているとみる。

  デンカ(4061):8.8%高の671円。4-6月期の営業利益は前年同期比50%増の64億3000万円だったと7日午前に発表。エラストマー・機能樹脂部門ではクロロプレンゴムの販売数量増や価格改定が寄与、電子・先端プロダクツ部門ではLEDサイアロン蛍光体などの出荷が増えた。好調な第1四半期業績を踏まえ、4-9月期計画を125億円から140億円に上方修正した。

  不二製油グループ本社(2607):9%高の2770円。4-6月期の営業利益は前年同期比11%増の54億1100万円だったと7日午後に発表。チョコレート製品の販売好調などでブラジルの利益が伸びた製菓・製パン素材部門が増益となったほか、シリアル向けなどが順調だった大豆部門も伸びた。据え置かれた通期計画200億円に対する進ちょく率は27%。

  住友ベークライト(4203):5.3%高の862円。4-6月期の営業利益は前年同期比34%増の49億5400万円だったと7日午後に発表。半導体関連材料、高機能プラスチック、クオリティオブライフ関連製品ともに増収で、固定費削減効果も寄与した。据え置かれた通期計画180億円に対する進ちょく率は28%。

  ケーヒン(7251):7.4%高の1834円。18年3月期の営業利益計画を185億円から200億円に上方修正すると4日に発表。前期比減益率は19%から13%に縮小。二輪車・汎用製品、四輪車製品の販売増加などが寄与する。

  ダブル・スコープ(6619):500円(22%)安の1800円ストップ安。17年12月期の営業利益計画を24億円から10億円に下方修正すると4日に発表。前期比1.3%の増益予想から一転、58%の減益へ。上期に主要の中国電気自動車(EV)向け市場で販売数量が計画を下回ったほか、米国主要顧客も販売数量が減少、影響は第3四半期まで継続すると見込んだ。

  コムシスホールディングス(1721):6.2%高の2472円。4ー6月期の営業利益は前年同期比2.6倍の34億9400万円だった。主力のNTT設備事業が堅調、NTTグループ以外のNCC設備事業も伸びたほか構造改革による生産性向上も寄与した。18年3月期計画を270億円から前期比14%増の285億円に上方修正。クレディ・スイス証券では、通期業績は第1四半期の計画比上振れのみが反映され、第2四半期以降に再び上方修正期待が高まると指摘した。

  ミネベアミツミ(6479):3.9%高の1915円。4日発表の4-6月期の営業利益は前年同期比2.4倍の171億円となり、市場予想147億円を上回った。18年3月期営業利益計画も市場予想613億円を上回る560億円から670億円に上方修正した。クレディ・スイス証券ではボールベアリングの収益性改善や、レンズアクチュエーターの生産性改善などミツミ事業が幅広く収益が改善しポジティブ、と評価。会社側の業績計画は第2四半期が慎重に見え、下期計画は据え置かれており、さらなる上振れが期待されるとした。

  フルキャストホールディングス(4848):16%高の1650円。4日発表の1ー6月期営業利益は前年同期比73%増の21億2800万円となり、従来計画14億5200万円を上回った。短期業務支援で主力の紹介と代行が伸びたうえ、人件費中心に販管費率の抑制も寄与した。17年12月期計画を32億3000万円から前期比39%増の40億円に上方修正。期末配当も1株12円から13円に増額、年間でも24円から25円に増やす方針(前期実績21円)。

  旭ダイヤモンド工業(6140):11%高の937円。4ー9月期の営業利益計画を1億1000万円から13億円に上方修正すると4日に発表。前年同期比減益率は93%から13%に縮小する見込み。各業界向け工具が順調に推移し期初想定を上回る見込み。三菱UFJモルガン・スタンレー証券は、株価は収益力改善と電着ダイヤモンドワイヤー「エコメップ」の販売回復を織り込んでいなかったため、水準訂正する可能性が高いと予測した。

  ツクイ(2398):8.9%高の731円。4日発表の4ー6月期営業利益は前年同期比31%増の12億4900万円。デイサービス、訪問介護中心に売り上げが増加した。みずほ証券では、売上総利益率が15.5%と前期第1四半期の14.3%から改善したことに着目し、前期第3四半期からの利益伸び悩みのトレンドから脱した可能性が高いと分析した。

  東京センチュリー(8439):2.5%高の4865円。4ー6月期の純利益は前年同期比8.4%増の109億円だったと4日に発表。米CSIリーシング社の連結化、国内リース事業の増益などが寄与した。野村証券は4つの事業分野がそれぞれ成長、営業資産残高の着実な増加と構造転換による収益性改善が持続可能な利益成長を支えるとの見方に変更はないとあらためて評価。中期経営計画の上振れ確度は高まりつつあるとの見方を示した。

  ジャムコ(7408):10%安の2597円。4-6月期の純損失は3億2300万円だったと4日に発表。大和証券の森貴宏アナリストは、前期に苦しんだ航空機向けシート製造開発で、今期は新たに別の開発中のシートでも困難な状況にあることが判明し、それが嫌気されて売りが膨らんでいるようだ、と指摘した。

  堀場製作所(6856):7.6%安の6440円。1-6月期の営業利益は前年同期比25%増の97億円だったと4日に発表。みずほ証券は4-6月期営業利益は35億円と同証事前予想46億円を下回り会社計画並み、短期的にはややネガティブに受け止められるリスクがあると分析。会社側は17年12月期計画を210億円から220億円に上方修正している。

  アース製薬(4985):7.2%安の5690円。17年12月期営業利益計画を74億円から46億円に下方修正すると4日に発表。前期比33%の増益予想は一転、17%の減益となる。ペット事業の経営統合に伴う一時費用の計上や収益性の高い殺虫剤の売り上げ下振れなどによって利益率が計画を下回る可能性も勘案した。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、株価は6月下旬のヒアリ報道による売り上げ増加期待から上昇したが、業績寄与は限定的、と分析した。

  アシックス(7936):5.6%安の1833円。1-6月期の営業利益は前年同期比17%減の161億円となり、従来計画140億円を上回った。通期計画は前期比14%減の220億円を据え置き。SMBC日興証券は、主力の米州、欧州の販売は低調継続、通期計画の据え置きは上期に比べ下期のハードルが高いことが背景にあると指摘した。上期の営業利益上振れの大部分は広告宣伝費の期ずれで説明できる、とも記述。

  ブラザー工業(6448):5.9%安の2659円。4日発表の4-6月期営業利益は前年同期比40%増の126億円だった。18年3月期計画を592億円から625億円に上方修正した。ドイツ証券は第1四半期営業利益はコンセンサスをやや下回った、上方修正された通期計画も為替前提の円安方向への修正を除けば事業見通しは大きく変わっていないと指摘。唯一実質的に見通しが引き上げられた工作機械も、台湾の大口顧客からの受注を株価は織り込んできていたため、さらなる上値は期待しづらい、と分析した。

  バンダイナムコホールディングス(7832):4.6%安の3710円。4-6月期の営業利益は前年同期比33%減の156億円だった。新商品が大ヒットした前年同期に及ばず。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、同証事前予想258億円を大幅に下回り、出だし低調と指摘した。



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