【債券週間展望】長期金利低下か、海外金利の先安観測で買い圧力強い – ブルームバーグ

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8月第2週(7日-10日)の債券市場では、長期金利が低下すると予想されている。海外金利の低下傾向から国内債にも買い圧力がかかることに加えて、足元の需給の良さから8日の30年債入札も順調に消化されるとの観測が背景にある。

  長期金利の指標となる新発10年物の347回債利回りは、今週は0.07~0.075%の狭い水準で推移した後、4日には欧米長期金利の低下に連れて買いが入り、0.065%と約1週間ぶりの水準で取引された。

  パインブリッジ・インベストメンツ債券運用部の松川忠部長は、「米経済指標でインフレの低下傾向が示された場合、米長期金利は昨年12月と3月に2.6%台でダブルトップを付けてピークアウトし、再び低下局面に入る可能性が十分にある」とし、「日本の10年金利も上がらない状況が続いていく」とみる。

  財務省は8日、 30年利付国債の価格競争入札を実施する。55回債のリオープン発行で、表面利率は0.8%に据え置かれる見込み。発行予定額は8000億円程度となる。

過去の30年債入札の結果はこちらをご覧下さい。
 
  パインブリッジの松川氏は、30年入札について「そんなに大きな買いは見込まれないものの、0.8%台後半の金利水準であれば、無難に消化されやすい」と指摘。「その後は超長期ゾーンの入札が22日の20年まで予定されておらず、日本銀行のオペ日程も勘案すると、需給改善が見込まれる」と言う。

市場関係者の見方

*T
◎岡三証券の鈴木誠債券シニアストラテジスト

  • 英国の利上げ観測の後退や、米国では弱い経済指標を背景に年内の利上げに懐疑的な見方が広がり、欧米で金融政策正常化の流れが遅れ気味
  • トランプ政権の政策運営の不透明感も続き、米国債利回りの大幅な上昇はしばらく見込みづらい
  • 長期金利の予想レンジは0.04~0.08%

  
◎パインブリッジ・インベストメンツ債券運用部の松川忠部長

  • 大きなトレンドを考えると、賃金上昇も物価上昇もまだ起きにくい状況
  • ポジションを取っていかないといけない中で、全体的にフィックストインカムに対する需要は衰えていない
  • 長期金利の予想レンジは0.04~0.08%

  
◎SMBC日興証券の竹山聡一金利ストラテジスト

  • 30年債入札は需要動向をみる上で試金石、割安化しているのでそれなりに需要あるのだろうが、生保が買いにこなければ短期的な小幅反発で終わる可能性もある
  • 投資家のビューが少し強気化している雰囲気が感じ取れればちょっと変わってくる
  • 長期金利の予想レンジは0.05~0.08%

  
◎マスミューチュアル生命保険運用戦略部の嶋村哲金利統括グループ長

  • 30年債入札、あまり活況になるとは思えないがイールドカーブ上の割安感もあって軟調にはならないだろう
  • お盆休み前の買いも見込めるので、10年債利回りは0.05%程度に向かってやや低下気味ではないか
  • 長期金利の予想レンジは0.04~0.08%

*T



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