債券上昇か、米債高や超長期債持ち直しで-利回りフラット化との見方 – ブルームバーグ

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債券相場は上昇が予想されている。前週末の米国債相場が上昇したことが支えとなる見通し。市場では超長期ゾーンが持ち直して、利回り曲線はフラット(平たん)化するとの見方が出ている。

  19日の長期国債先物市場で中心限月9月物は150円台前半から半ばでの取引が見込まれている。夜間取引は150円40銭と、前週末の日中終値比3銭安で引けた。

  東海東京証券の佐野一彦チーフ債券ストラテジストは、債券相場について、「先物がもみ合うと見込むが、先週末は軟調だった超長期ゾーンが相対的に持ち直し、イールドカーブはフラット化しよう」と予想する。

  現物債市場で長期金利の指標となる新発10年物国債の347回債利回りは、日本相互証券が公表した前週末午後3時時点の参照値0.05%付近での推移が見込まれている。佐野氏はこの日の予想レンジを0.05~0.055%としている。

  前週末の相場では超長期債が下落した。13日の20年債入札が順調となり、利回り低下が進展した反動が出た。新発20年債利回りは一時1.5ベーシスポイント(bp)高い0.57%、新発30年債利回りは1.5bp高い0.805%にそれぞれ上昇した。

米債高

  16日の米債相場は小幅高。米10年債利回りは前日比1bp低い2.15%程度で引けた。5月の米住宅着工件数や、6月の米消費者マインド指数が市場予想を下回ったことを背景に買いが優勢だった。

  三菱UFJモルガン・スタンレー証券の稲留克俊シニア債券ストラテジストは、「米国債の上昇は、きょうの円債にとって一定のサポート材料になるだろう」と指摘。「先週末の日銀金融政策決定会合後の記者会見で、黒田東彦総裁が出口の試算公表や『80兆円増』の取り下げに慎重な姿勢をあらためて示したことも、買い材料になる可能性がある」とみる。

  財務省は20日に流動性供給入札を実施する。残存期間15.5年超から39年未満の既発国債が対象で、発行予定額は5000億円程度。入札結果が強ければ、超長期ゾーンの買いにつながる見通し。

  パインブリッジ・インベストメンツ債券運用部の松川忠部長は、「原油価格が下落しており、世界的なインフレ期待が低下基調にある中で、基本的に再びイールドカーブはフラット化してくる」と予想。「日本の貿易収支で、中国景気鈍化の影響や米国向け自動車輸出の動向が示されるかに注目」と言う。



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