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50代から家計簿?つける気になれない人の収支把握術

50代から家計簿?つける気になれない人の収支把握術

■家計簿はつけ方よりも活用法こそ重要
家計簿をつける目的は、その結果をもとに家計の収支を改善することです。今月は黒字?赤字?その原因は?1年間で結局いくら貯金できた?

そういったお金の流れや収支を把握し、無駄使いを見つけたら減らす、必要なところにはちゃんとお金を回す、さらに、将来、必要となるお金(50代であれば老後資金ですね)を残して(=貯めて)いく方法を考える。つまり家計簿は、収支改善により将来への備えをすると同時に納得のいくお金の使い方を考えるためのデータであり、このデータをもとに行動を起こさなければ意味はありません。

「50代で確認すべき家計の現実、資産はいくらある?」でも説明した通り、家計は「お金の流れ=フロー」と「資産=ストック」から見ることができます。お金の流れ=フローを確認するためにつけるのが家計簿。一方、資産=ストックの確認方法は、「50代で確認すべき家計の現実、資産はいくらある?」で紹介した通りです。「お金の流れ」と「資産」が把握できれば、あとは今後のマネープランを立てて実行するのみ。

というわけで、この記事では50代のための収支把握の方法を紹介しますが、家計改善につながるのなら、家計簿をつけることにこだわる必要はありません。いわゆる市販の家計簿をつけたりしなくても、自分なりの方法で充分。お金も有限ですが、時間も有限。人生の後半をよりよく生きるための家計改善が目的なのですから、なるべく短い時間で効果が上がり、負担にならない方法がベスト。そこで活用したいのが、自分でつけなくても、ちゃんと記録されている銀行口座などの明細です。

■銀行口座やカードの明細は貴重なデータ
我が家のお金の流れがどのようになっているか、頭の中で振り返ってみてください。多くの家庭(会社員)は次のようなパターンが多いのでは?

●銀行口座に給与が振り込まれる

・銀行引落(月に1回のペース、公共料金、携帯電話料金、子どもの塾代など)、
・クレジットカード引落し(月に1回のペース、生活費などのクレジット払い、公共料金などをクレジットカードで支払っている人はクレジットカード経由で引き落とし)、
・デビットカード引落し(使用の都度)、
・現金引出し(必要な都度)
(・電子マネー、現金からチャージまたはクレジットカード経由でチャージ)

●次の給与が入る
↓(繰り返す)

銀行の預金通帳をちゃんと記帳して明細を見る、一括して引き落とされるクレジットカードなどはその利用明細を見る、この2つの書類を見ることで、おおまかなお金の流れはかなり把握できます。また最近、銀行もクレジットカードも、WEB通帳やWEB明細のサービスが増えています。

WEB通帳やWEB明細は、ダウンロードできる金融機関も多いので、ダウンロードするか印刷しておけば、自分の手元にも記録が残ります(WEB通帳やWEB明細は閲覧できる期間が過去半年分までなどと限られているケースが多いので、1年間の決算をするためにも手元に残しておくのがおすすめ)。

あとは現金で使った分をどう把握するかですが、現金で使うのは原則「食費と雑貨」などと費目を決めておくと簡単に把握できます。通帳の現金引き出しの記録、例えば今月は1万5000円を2回、1万円を1回引きだしたなら、合計4万円を食費と雑貨に使ったということですね。食費と雑貨以外の目的で引きだして使った場合は、ATMの明細票にメモしておき、通帳記帳の際に通帳の余白部分に直接、ボールペンで費目を書き込みます。銀行の通帳はすでに記帳した部分にはメモをしても問題ありません(未記帳の部分には書き込まないこと)。

このようにして月に1回、通帳とカード明細を確認すればザックリ把握することができます。この作業をよりラクに済ませるには、生活費の引き落としはひとつの通帳にまとめてしまうのがおススメ。

■カンタン収支把握のコツ
・生活費の引落しは、ひとつの銀行口座にまとめ、月に一度(給与振込日の直後または直前が理想)、通帳記帳やWEB通帳で確認する。WEB通帳は印刷またはダウンロード。 ・クレジットカードで使った分は明細で内容を確認 ・現金引き出しの合計額を確認する ・現金と決めた費目以外で現金引き出しをしたときは、その内容を通帳に書き込むさて、確認した結果、改善すべきところはあるでしょうか?

銀行口座から引き落としの分、クレジットカードなどで使った分、現金として使った分。それぞれに思い返してみましょう。この時、今月の収入と支出の差額はいくらか、貯金に回した(回せる)お金はどれくらいかも合わせて大まかに確認します。無駄使いはなかったでしょうか?

現金として使った分は細かい記録が残っていないので、どうも無駄使いが潜んでいそうだと思ったら、次の月はレシートを取っておいて、中身を確認してみましょう。

電子マネーを日常的に使っている人は、現金と同じく何に使うかを決めておくのが上手に管理するポイントです。例えば、電子マネーでは交通費とコンビニでのちょこっと買い、とか、電子マネーではスーパーやコンビニでの食品と雑貨など。ひと手間かかりますが、クレジットカードからのオートチャージよりも現金でのチャージの方が使い過ぎないもの。月に1回、一定額を現金でチャージし、残高がなくなったら、その月はもう電子マネーを使わないと決めておくと予算を守れます。

こうして毎月のお金の使い方を把握&確認&必要に応じて反省します。このとき考えたことは、手帳などにメモしておくといいですね。家計簿は付けなくてもいいのですが、専用のノートを1冊作り、その時々の状況をメモしておくようにすれば、お金を通した日記代わりにもなり、より収支の改善がスムーズに行きます。収支があっているかを1円単位で確認して数字をつけるのではなく、把握した数字をもとに考えることが実際の貯蓄額の増加に直結します。

面倒くさがり屋の人は、できる範囲でかまいません。完璧主義者で、完璧にできないことにイライラして家計簿が続かなかった人も、この方法ならできるのでは? 

最初にも書きましたが、目的は家計の現状、特にフローの部分を把握して、老後に向けた家計改善と資産形成につなげることです。
(文:坂本 綾子)





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