米国株、ダウ続落し29ドル安 利益確定売り優勢、製薬株安も重荷 – 日本経済新聞

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【NQNニューヨーク=神能淳志】7日の米株式市場でダウ工業株30種平均は続落した。終値は前日比29ドル58セント(0.1%)安の2万0924ドル76セントだった。上値を追う新たな手掛かりに欠くなか、相場は最高値圏とあって警戒感が意識されやすく利益確定を目的とした売りが優勢だった。製薬株の大きな下げも相場の重荷となった。

 トランプ米大統領は7日、自身のツイッターで「製薬業界に競争をもたらす新しいシステムに取り組んでいる。アメリカの人々のために価格は下げる」と投稿し、薬価引き下げに改めて言及した。ダウ平均を構成する30銘柄では業績圧迫への警戒からファイザー、メルクの製薬大手が売られて指数を下押しした。

 米下院共和党は6日、オバマケア(医療保険制度改革)の代替案を公表した。保険未加入者への罰金を即時撤廃するほか、低所得者向けには補助金を停止し、かわりに年齢や収入に応じた税控除を導入する。トランプ大統領は下院共和党案を支持する意向を示したが、共和党の一部からは反対意見が出ているもようで、先行きを見極めたいとして株式相場全体に与える影響は限られた。

 ダウ平均は小幅な上げに転じる場面もあった。市場の関心は14~15日開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)に向いている。3月の追加利上げを占う2月の米雇用統計は週末に発表される。投資家は様子見姿勢を強めており、下値を探る動きも限られた。

 ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は続落。前日比15.246ポイント(0.3%)安の5833.929で終えた。

 業種別S&P500種株価指数は全11業種のうち9業種が下げた。「エネルギー」や「電気通信サービス」などが下落。一方で「IT(情報技術)」と「公益事業」が上昇した。

 スポーツ用品のディックス・スポーティング・グッズが安い。取引開始前に発表した2016年11月~17年1月期決算が減益で利益見通しが市場予想を下回ったことを嫌気した売りが出た。

 ストレージ(外部記憶装置)メーカーのニンブルストレージの買収を発表したITのヒューレット・パッカード・エンタープライズ(HPE)も下落。

 ダウ平均では通信のベライゾン・コミュニケーションズのほか、石油のシェブロンや銀行のJPモルガン・チェースなどの下げが目立った。

 一方、手芸・家庭雑貨販売のマイケルズが高い。発表した16年11月~17年1月期決算が増収増益で業績見通しも市場の予想より強気だったのを好感した買いが広がった。

 ダウ平均では半導体のインテルや航空機のボーイング、航空機・機械のユナイテッド・テクノロジーズなどが買われた。





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