【債券週間展望】利回り曲線フラット化か、好需給で超長期中心に買い – ブルームバーグ

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12月第2週(11日-15日)の債券市場では利回り曲線がフラット(平たん)化すると予想されている。来年度の国債発行計画で30年債と40年債の減額観測が根強い中、良好な需給環境が継続するとの見方を背景に超長期ゾーンを中心に買い圧力がかかる見通し。

  長期金利の指標となる10年物国債利回りは6日、一時0.06%と11月1日以来の水準まで上昇した。前日の10年債入札結果が低調だったことなどから水準が切り上がった。その後は7日の30年債入札が好調となったほか、日本銀行が実施した国債買い入れオペ結果を好感し、8日には0.045%まで買い戻された。

  岡三証券の鈴木誠債券シニアストラテジストは、債券市場について「テーマは20年に対して30年、40年がどこまでフラット化できるか」だと指摘。14日に国債市場特別参加者会合が予定されており、来年度の国債発行計画の発表が意識されやすいとした上で、「減額の方向は間違いないだろうから、30年と40年に加えてどこなのか」が注目としている。

  財務省は14日に20年利付国債の価格競争入札を実施する。償還日が前回債より延びて新回号となる。発行予定額は前回と同じ1兆円程度。一方、12日は5年債入札が予定されており、発行額は2兆2000億円程度となる。

  岡三証の鈴木氏は、「20年債は、30年や40年の発行減額の話が出てから上値が相当重くなっているはずだが、それでも利回りが0.6%を付けていない。0.6%は絶対値として買いが集まる水準」と指摘。「20年債入札に不安はない。0.6%を背に買いが入る展開」を見込んでいる。

  日銀が先月末に発表した12月の国債買い入れオペの運営方針によると、13日に残存期間1年超5年以下と5年超10年以下、15日には10年超のオペがそれぞれ予定されている。

過去の日銀オペの結果はこちらをご覧下さい。

日銀短観

  日銀は15日に12月調査の企業短期経済観測調査(短観)を発表する。ブルームバーグがまとめた市場予想によると、大企業・製造業の業況判断指数(DI)は24と前回調査の22を上回る見込み。

  岡三証の鈴木氏は、12月短観について「国内景気の緩やかな拡大が確認される見通しにあるものの、物価は依然として目標には遠い状況で、債券相場への影響は限定的」とみる。

  海外では12、13日の日程で米連邦公開市場委員会(FOMC)が開かれるほか、14日には欧州中央銀行(ECB)政策委員会が予定されている。

市場関係者の見方

*T

◎三井住友アセットマネジメントの深代潤執行役員

  • 注目材料はまず20年債入札、買いたい向きにとっては年内最後の買い場になるため週の前半は崩れる気配ない
  • 海外では米税制改革の話もあり地政学的リスクを除くと金利低下要因が減っている、国内の良好な需給環境と綱引きになっていくだろう
  • 長期金利の予想レンジは0.02%~0.06%

  
◎しんきん証券営業企画部の高井行夫副部長

  • 米国では税制改革の進展やインフラ投資構想の浮上、労働需給のさらなるタイト化の可能性などのマイナス材料が相次ぎ、円債を取り巻く外部環境は悪い
  • それでも需給環境は良好で5年債と20年債の入札には需要あるだろう。来年度の国債発行計画では20年債を除く各年限が減額になるのが市場のコンセンサス
  • 長期金利の予想レンジは0.03%~0.07%

  
◎岡三証券の鈴木誠債券シニアストラテジスト

  • 5年入札、マイナス0.1%まで行くと買いが入って戻る展開。国内投資家も担保繰りで2年ともども、しぶしぶ買うのではないか
  • 来週は先物の限月交代だがそれに絡む動きは終わっているだろう
  • 長期金利の予想レンジは0.02%~0.07%  

*T





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