6月消費者物価0.4%上昇、6カ月連続-市場予想と同じ – ブルームバーグ

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総務省が28日発表した6月の全国消費者物価指数(生鮮食品を除くコアCPI)は6カ月連続で上昇した。エネルギー価格の上昇が全体を押し上げた。市場予想と同水準。雇用関連統計は堅調に推移。実質消費支出は2016年2月以来、16カ月ぶりに増加に転じた。

キーポイント

  • 全国コアCPIは前年比0.4%上昇(ブルームバーグ調査の予想中央値は0.4%上昇)
  • 生鮮食品とエネルギーを除く全国コアコアCPIは横ばい(予想は0.1%低下)-3カ月連続で横ばい
  • 有効求人倍率は1.51倍(予想は1.50倍)と4カ月連続の改善-前月は1.49倍
  • 完全失業率は2.8%(予想は3.0%)-前月は3.1%
  • 家計調査は実質消費支出(2人以上の世帯)が1世帯当たり26万8802円と前年同月比2.3%増(予想は0.5%増)-前月0.1%減

背景

  消費者物価指数が6カ月連続のプラスになったのは、前月に続きガソリンを含む石油製品の押し上げ効果が大きい。物価の基調を示す生鮮食品とエネルギーを除くコアコアCPIは、低迷が続いている。

  日本銀行は20日公表の展望リポートで、コアCPI前年比の見通し(政策委員の中央値)を2017年度は1.4%上昇から1.1%上昇へ、18年度は1.7%上昇から1.5%上昇へ下方修正し、2%達成時期を「18年度ごろ」から「19年度ごろ」に先送りした。

  黒田東彦総裁は同日の会見で、物価見通しが何回も先送りされることは「残念」とした上で、労働需給のひっ迫や高水準の企業収益に比べ、 企業の賃金・価格設定姿勢が「なお慎重なものにとどまっている」と述べた。



エコノミストの見方

  • みずほ証券の上野泰也チーフマーケットエコノミストはリポートで、消費者物価指数について「企業の価格設定姿勢は大型連休頃から慎重さが目立つ」ことから、コアCPI前年同月比のプラス幅拡大は0.6%前後までと予想。「日銀が掲げる2%の物価目標は日本経済の実力や国民の物価観から考えて高過ぎ、達成はほぼ不可能」との見解を示した。
  • 農林中金総研の南武志主席研究員は電話取材で、消費者物価指数について、エネルギー価格の押し上げ効果が減少していることから「年後半に向けて1に届くか届かないかだと思う」と指摘。「冬のボーナスと春闘も良ければ来年にかけて上昇率は高まってくる。それでもやっぱりゆっくりだと思う」と語った。

詳細

  • 東京都区部(7月中旬速報)コアCPIは前年比0.2%上昇(予想は0.1%上昇)-前月は横ばい
  • 生鮮食品とエネルギーを除く東京都区部(同)コアコアCPIは0.1%下落(予想は0.1%下落)-前月は0.2%下落
  • 正社員に限った倍率も1.01倍と04年11月の集計開始以来、初めての1倍超え-有効求人倍率
  • 住居の「設備修繕」や交通・通信の「自動車等関係費」などが増加-家計調査
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