「金融と非金融をつなぐプラットフォームに」、iBankマーケティングの永吉氏 – 日経テクノロジーオンライン

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 iBankマーケティング代表取締役の永吉健一氏は2018年10月18日、「日経 xTECH EXPO 2018」で「iBankが目指す新しい金融サービスのカタチ」と題して講演。同社サービスの「Wallet+(ウォレットプラス)」や事業戦略などを紹介した。

iBankマーケティング代表取締役の永吉健一氏

(撮影:新関 雅士)

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 iBankマーケティングは、福岡銀行などを傘下に持つふくおかフィナンシャルグループ(以下FFG)の社内ベンチャー。FFGのデジタルイノベーションは、まずは銀行が金融領域におけるFinTechの「大本営」としてビジネスを推進している。一方、iBankマーケティングはFFGの「出島」。「金融だけでなく非金融の事業者やサービスとつながるための間口となり、様々な異業種との連携を進めている」(永吉氏)。さらにベンチャーやスタートアップの発掘・育成を「先行投資の黒船」と社内で呼んでおり、多様な技術やサービスに先行投資して、銀行やiBankマーケティングにつなげていく役割を担う。

 銀行の延長線上ではない新サービスとして生まれた「Wallet+」は、現在iBankマーケティングの中核サービスとして展開している。既存のFinTechは銀行サービスを使いやすくして個別に提供しているが、Wallet+ではその中から本当に使いやすいサービスを選んで新しいマネーサービスとした。永吉氏によれば、サービスコンセプトは「スマホから身近なマネーサービスを」「銀行(金融)以外のサービスも搭載」「地域展開モデル」の3つで、それぞれ「FinTech」「エコシステム&マーケティングのプラットフォーム」「オープンバンキング」がテーマになっているという。

 Wallet+のアプリでは、金融サービスが複合的に組み合わされている。デビットカード決済や収支管理に加えて、情報提供や預金、ローンクーポンなどの機能も備え、もはやFinTechのサービスというよりは「金融と非金融をシームレスにつなぐ新しいエコシステムのプラットフォーム」と永吉氏は説明する。同社は個人と法人をつなぐビジネスも進めており、金融と非金融を組み合わせたデータベースを基に様々なマーケティングを展開している。異業種との連携なども始め、地域連携による価値の共創を試みているという。

 最後に永吉氏は、米マイクロソフトのビル・ゲイツ氏が1994年に語ったとされる「Banking is necessary, But Banks are not.」という言葉を紹介した。20年以上も前にゲイツ氏がFinTechを意識したはずはないものの、「金融取引は必要だが、銀行はやがて必要でなくなる」というイメージは、まさに現実のものとなりつつある。そこで永吉氏は、これに「So, iBank is here.」という言葉をプラスして社内メッセージとし、今後も「新しいビジネスや金融サービスの形態を追求していく」と力強く語った。





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