政府がコメなどの価格監視を強化。大統領は警察に違法コメ倉庫の摘発を指示 – 日刊まにら新聞

Home » 07貿易 » 政府がコメなどの価格監視を強化。大統領は警察に違法コメ倉庫の摘発を指示 – 日刊まにら新聞
07貿易, 輸入物価指数 コメントはまだありません



首都圏マニラ市の市場で農畜産物価格の調査を行うロペス貿易産業長官(中央)=貿易産業省提供

 8月の消費者物価指数(CPI)が6%を超える可能性も予測される中で、政府は物価安定のため、市場への監視を強化する方針を打ち出した。ドゥテルテ大統領は3日までに、訪問中のイスラエルで「実際にはコメ不足はないが、政治的な意図で不足のうわさを流している者がいる」と述べ、政権に批判的な政治家や一部の業者が物価高騰をあおっていると非難。国家警察にコメを売り控えているコメ倉庫の摘発を指示、押収したコメを無料または低価格で流通させるとした。

 ロケ大統領報道官は3日、コメ倉庫摘発と12万5千トンの輸入コメ流通でコメの高騰が沈静化するとの見方を示し、「政権批判派はコメ問題を過剰に騒ぎ立てている」とけん制した。

 また、同日付英字紙マラヤによると、貿易産業省は下部組織の価格調整委員会を通じて、物価の監視に乗り出す構えを示している。また、同省国際貿易公社を通じてコメを輸入し、価格を安定させる方策を検討しているという。

 同省と農務省は首都圏マニラ市でこのほど市場価格の調査を開始、鶏肉やコメの価格が推奨価格を超えている一部の店に説明を要求した。ロペス貿易産業長官は8月31日の声明で「調査は小売業者を罰するためでなく、流通のどの過程で値上がりしたかを探るため」と説明している。ロペス長官によると、産地価格は下がっているため、法外な利益を得ている中間業者を排除すれば小売り価格も下がる見込みだという。

 一連の問題をめぐり、ロブレド副大統領は3日、「アキノ国家食糧庁(NFA)長官が全ての原因」と批判、「コメ問題に対応するため、幹部人事を見直すべき」との考えを示した。また、インフレ対策として、現在200ペソの貧困層への条件付き現金給付を引き上げることを提案した。(伊藤明日香)





コメントを残す