原油高、マレーシアに打撃 パーム油価格、通貨高で下落 – SankeiBiz

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 原油価格の上昇は、パーム油からバイオディーゼル燃料への転換を促し、その結果、インドネシアは外貨準備を蓄える可能性がある。一方、マレーシアにとっては自国通貨高を招き、同国のパーム油用ヤシのプランテーション会社には痛手となる。

 原油高はマレーシア・リンギット相場を押し上げる。マレーシア産パーム油は、米ドルベースで競争力を維持するには価格を引き下げざるを得ず、打撃を受ける。リンギットベースで決算報告を行うマレーシアのプランテーション会社の利益にはマイナスである一方、米ドルないしインドネシア・ルピア建てのインドネシアの会社にとっては追い風だ。原油の純輸出国としてマレーシアは価格上昇の恩恵を受ける。半面、リンギットの対米ドル相場は今年1月の時点で2017年を通じて約10%上昇することを促した。

 原油とパーム油の価格差が小さいままなら、インドネシアのバイオディーゼル業界は政府にそれほど依存しなくても済むだろう。ブレント原油価格が1バレル=67ドル、従来のディーゼル燃料油が同78ドルをそれぞれ上回り、パーム油が1トン当たり2600リンギットを下回るという年初の状況では、バイオディーゼル燃料は補助金なしで利益が出る。

 インドネシアは価格が下落したバイオディーゼル燃料をより積極的に推進する可能性があり、ディーゼル油の輸入を減らすことで外貨準備を蓄えられるだろう。

 ブレント原油価格に対するパーム油価格のプレミアムは、16年は1バレル当たり平均35ドルだったが17年には23ドルに縮小した。化石燃料と比較してパーム油が割高でなくなればなくなるほど、パーム油の採算は改善される。18年のブレント原油価格のコンセンサス予想、1月初めの時点で平均1バレル=58ドルだった。(ブルームバーグ Alvin Tai)





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