金融市場の主要プレーヤーが集合 環境省によるESG投資の懇談会 – 環境ビジネスオンライン

Home » 07貿易 » 金融市場の主要プレーヤーが集合 環境省によるESG投資の懇談会 – 環境ビジネスオンライン
07貿易, 直接投資 コメントはまだありません



環境省は、国内におけるESG(環境・社会・ガバナンス)投資の促進に向けて、金融市場からのアプローチや取り組みの方向性などを探るため、ESG金融懇談会を設置する。第1回会合を2018年1月10日に開催し、その後、2018年夏までに数回程度開催する予定。

メンバーは直接金融関係者、間接金融関係者、有識者などで構成され、オブザーバーとして、金融庁、経済産業省、日本銀行が参加する。

金融市場の主要プレーヤーの役割を議論

年金資産や預金といった国民のお金を、環境課題と経済・社会的課題の同時解決に向けた取り組みへと導くためには、必要となるのは、長期的視点からお金の流れを変えていくことだ。

そのために、金融市場の主要なプレーヤーが強い意思を共有するとともに、それぞれが今後期待される役割について自由闊達な議論をする場として、この懇談会を設置する。第1回の議題は「金融市場において持続可能性を巡る課題を考慮することがなぜ重要なのか」。

この懇談会は、自由な意見交換を行うために非公開で行うが、各回の関係資料は原則公表を予定している。また、会合での議論については、今後の環境省における環境金融施策に、可能な限り反映させていく予定。

ESG投資が世界の一大潮流に

近年、パリ協定や2030年までの国際目標「持続可能な開発目標(SDGs)」から発せられる長期的な視点に立ったメッセージを受けて、世界でESG投資が一大潮流となっている。

この懇親会は、国においてもその流れを一段と広げていくため、直接金融(株式・社債の発行により、借り手が投資家から直接資金を調達する方法)・間接金融(借り手が銀行などから借り入れてお金を融通する方法)の垣根を超え、開催する。

日本でも、2015年9月、年金積立て金管理運用独立行政法人(GPIF)が、国連が支持する、投資決定にESGの要素を組み込むことなどを求める責任投資原則(PRI)へ署名したことを機に、ESG投資が広がりつつある。

投資家と企業の間の対話をさらに充実させていくことなどを通じ、その裾野を広げ、投資先企業における環境行動を一層促していくことが期待されている。

また、間接金融市場においては、経営として環境金融に取り組んでいる銀行は一部にとどまっているのが現状である。今後、特に地域において環境金融が広がることにより、環境と経済の両方の観点から地域の持続可能性が高まっていくことが期待される。

懇談会メンバー(2017年12月8日時点)

直接金融関係

  • 稲垣 精二氏(第一生命保険 代表取締役社長)
  • 岩崎 俊博氏(一般社団法人投資信託協会 会長)
  • 大場 昭義氏(一般社団法人日本投資顧問業協会 会長)
  • 鈴木 茂晴氏(日本証券業協会 会長)
  • 濱口 大輔氏(企業年金連合会 運用執行理事 チーフ インベストメント オフィサー)
  • 水野 弘道氏(年金積立金管理運用独立行政法人/GPIF 理事兼最高投資責任者、国連責任投資原則/PRIボードメンバー)
  • 宮原 幸一郎氏(東京証券取引所 代表取締役社長)

間接金融関係

調整中



有識者

  • 翁 百合氏(日本総合研究所 副理事長)
  • 北川 哲雄氏(青山学院大学大学院国際マネジメント研究科 教授)
  • 末吉 竹二郎氏(国連環境計画・金融イニシアティブ/UNEP FI 特別顧問)
  • 多胡 秀人氏(一般社団法人地域の魅力研究所 代表理事)
  • 玉木 林太郎氏(公益財団法人国際金融情報センター 理事長/OECD前事務次長)
  • 水口 剛氏(高崎経済大学副学長、同大学経済学部 教授)

オブザーバー

  • 金融庁
  • 経済産業省
  • 日本銀行

【参考】



コメントを残す