原油相場は上昇、堅調な中国原油輸入で買い優勢 イラン、イラク情勢への警戒も支援材料(13日) – EEAストラテジー

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原油先物は上昇、堅調な中国原油輸入で買い優勢 イラン、イラク情勢への警戒も支援材料

[10/13 ニューヨーク終値]

WTI11月限 51.45 ドル/バレル 前日比 +0.85(+1.68%)H 51.72 L 50.70

原油先物相場は、イラク中央政府とクルド人自治政府の対立による緊張や、米国によるイラン核合意離脱への懸念が高まる中、中国の原油輸入が堅調な伸びを示したことで、買いが優勢となった。

中国の貿易統計によると、同国の9月原油輸入量が900万バレル/日を上回ったことが明らかとなった。中国の原油輸入は、1-9月平均で850万バレル/日となっており、戦略備蓄を積み上げている。 7月の中国の原油輸入は、日量ベースで1月以来の低水準となっていたが、9月に入り回復したことが示された。景気減速に伴う輸入抑制懸念が後退したことで、原油相場の支援材料となった。

トランプ米大統領は、記者会見を開き、イラン核合意については、「米議会が枠組みを正すことができなければ、核合意を終了する」と発表した。トランプ大統領は、議会に合意を維持するかの再検証を促した。これを受けて、メイ英首相、メルケル独首相、マクロン仏大統領は、核合意について、「イランの核プログラムが軍事目的に転用されるのを確実に防ぐ大きな一歩」だとし、合意への支持を再確認した。イランのロウハニ大統領は、マクロン仏大統領へ、核合意の再交渉はおこなわないことを再度主張した。米国が新たな制裁を発動した場合、核合意が崩壊すると同時にイランの原油輸出の大半が困難となる可能性が高い。現時点では、米国が合意の枠組みにとどまる方針となったことで、懸念がやや後退し、取引終盤で原油相場の上値を抑えた。

イラクのクルディスタン自治政府は、キルクーク油田に部隊の増派を続けていることが報じられた。自治政府は、イラク中央政府がキルクーク油田南郊へ戦車などの配備を大幅に拡大していると主張している。一部メディアによると、武力衝突には発展していないものの、イラク軍が、キルクーク地区の一部を奪還したと報じられた。イラクの原油輸出に影響が及ぶことへの警戒は根強く、原油相場を支えた。

米内務省安全環境執行局(BSEE)によると、ハリケーン「ネイト」の影響で停止している生産施設は、本日時点でメキシコ湾岸地域の約13%に相当する22万バレル/日となった。

ベイカーヒューズ社が発表した米石油リグ数は、前週比5基減の743基となり、2週連続で減少した。主要シェール生産地域では、イーグルフォード盆地(テキサス州)は、4基減、バーネット盆地は3基減、ナイオブララは2基減となった。パーミアン盆地(テキサス州/ニューメキシコ州)は1基増加した。

米国 10/13/17 前週比 前年比
石油リグ 743 -5 +311
ガスリグ 185 -2 +80
混合 0 -1 -2
 米国リグ合計 928 -8 +389

カナダ 10/13/17 前週比 前年比
石油リグ 112 0 +22
ガスリグ 100 +3 +25
混合
 カナダリグ合計 212 3 +47

石油リグ地区別 10/13/17 前週比
Ardmore Woodford 2 0
Arkoma Woodford 0 0
Barnett 1 -3
Cana Woodford 60 0
DJ-Niobrara 24 -2
Eagle Ford 58 -4
Fayetteville 0 0
Granite Wash 12 -1
Haynesville 2 0
Marcellus 0 0
Mississippian 5 +1
Permian 384 +1
Utica 0 0
Williston 51 +1
Others 144 +2
Total US RigCount 743 -5

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