NY商品、原油反発 中国の輸入増と中東の地政学リスク受け 金続伸 – 日本経済新聞

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【NQNニューヨーク=戸部実華】13日のニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)で原油先物相場は反発した。WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)で期近の11月物は前日比0.85ドル高の1バレル51.45ドルで取引を終えた。9月の中国の原油輸入量の増加や中東を巡る地政学リスクの高まりで、需給が引き締まるとの観測が広がった。一時は51.72ドルと9月29日以来の高値を付けた。

 世界最大の原油輸入国である中国の9月の原油輸入量が増えた。同国の9月の貿易統計では、ドルベースの輸出額が7カ月連続で前年同月の水準を上回った。景気減速で原油需要が鈍るとの懸念が後退し、需給改善への期待が高まった。

 イラクでイラクからの独立を巡りクルド人自治区とイラク政府との対立が続いている。クルド人兵士が同自治区にある原油地キルクーク周辺に展開していると伝わり、原油の生産や輸出が滞るとの懸念が強まった。

 トランプ米大統領は13日、イランが核合意を順守しているとは「認めない」と表明。議会に制裁の発動条件を検討するよう求めた。イランは核合意で経済制裁が解除された後に原油生産を大幅に増やしており、米国との緊張が高まれば将来の生産が滞るとの観測が広がった。

 石油サービス会社ベーカー・ヒューズが13日に公表した米国の石油掘削装置(リグ)の稼働数は前週に比べ5基減った。減少は2週連続で、米国内の需給改善を期待した買いも入りやすかった。

 ガソリンとヒーティングオイルも反発した。

 ニューヨーク金先物相場は続伸した。ニューヨーク商品取引所(COMEX)で取引の中心である12月物は、前日比8.1ドル高の1トロイオンス1304.6ドルで終えた。一時は1305.1ドルまで上昇し、連日で9月26日以来の高値を付けた。

 13日朝に米労働省が発表した9月の消費者物価指数(CPI)は前月比で0.5%上昇と市場予想(0.6%上昇)に届かなかった。先行きの米利上げペースが緩むとの見方が広がり、金を買う動きが強まった。指標発表を受けてドルが主要通貨に対し弱含んだのもドルの代替投資先とされる金の買いにつながった。

 イランを巡る地政学リスクへの懸念が、実物資産の裏付けがある金への資金流入を誘ったとの指摘もあった。

 銀とプラチナも続伸した。





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