出資順位、日中逆転へ=IMF増強を本格協議-G20:時事ドットコム – 時事通信

Home » 07貿易 » 出資順位、日中逆転へ=IMF増強を本格協議-G20:時事ドットコム – 時事通信
07貿易, 外貨準備高 コメントはまだありません

 【ワシントン時事】12日に始まる20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議など一連の国際会議では、国際通貨基金(IMF)の資本増強が重要な議題となる。中国などの経済成長を反映し、2019年の決議を目指すが、この結果、出資比率は現在3位の中国が2位の日本を抜き、トップの米国に迫る公算が大きい。
 IMFは金融危機対応を強化するため、「15次改革」として資本を現在の約6600億ドル(約74兆円)から増やす計画。加盟国の議決権の前提となる出資割当額(クオータ)は、国内総生産(GDP)を軸に外貨準備高なども勘案して決める。
 10年に決まった14次改革では、中国の出資比率は6位から3位に上がった。直近で6.41%と、日本(6.48%)との差はわずか。現在のGDPを考慮し、中国が望めば、15次改革で日中の順位は逆転する見込みで、中国の影響力拡大の象徴となりそうだ。
 IMFや加盟国はG20会議などで増資の在り方を話し合い、19年秋のIMF・世界銀行年次総会までに決議する。
 ただ、前回の増資は、国際負担を嫌う米共和党の反対で、決議から発効までに5年以上かかった。トランプ米政権はIMFなど多国間の枠組みを重視しておらず、今回も、米国の都合で発効が遅れる恐れもある。
 中国はシルクロード経済圏構想「一帯一路」などを進め、国際経済での存在感をますます高めている。IMFは11年に副専務理事ポストを3から4に増やし、中国出身者に1席を充てた。16年には加盟国の出資基準となる仮想通貨「特別引き出し権(SDR)」の構成通貨に中国・人民元を加え、ドルや日本円などと同じ「お墨付き」を与えた。(2017/10/12-14:34) 関連ニュース

【経済記事一覧へ】 【アクセスランキング】

コメントを残す