茨城県の経済動向(茨城経済四期報:平成28年4~6月期) – 茨城県

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更新日:2016年9月8日

 平成28年9月8日掲載

 目次

  1. 概況
  2. 主要経済指標

利用上の注意

  • この茨城経済四期報は,茨城県の経済活動の主要項目分野に着目し,これまで県で公表した主要経済指標データの数値に,国等他の機関のデータを加えた上で,四半期ごとに分析し,その概況をまとめたものです。
  • 茨城経済四期報は,定時的(四半期毎)に公表します。

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 1.概況

本県経済は,弱いながらも持ち直しの動きが続いている。

景況

(「景気動向指数」(県統計課)など)

  • 景気ウォッチャー調査6月実施による現状判断DIは43.3で,前回調査比-1.6ポイントと横ばいを表す50を9期連続で下回った。
  • 景気動向指数(CI:平成22年=100)6月の一致指数は125.2で前月比+3.7%と3か月ぶりに上昇,3か月後方移動平均は122.5で前月比+0.7%と2か月連続で上昇した。
    基調判断は,「上方への局面変化」となっている。
    • 国の景気動向指数(CI)6月の一致指数は111.1で前月比+1.7%の上昇となり,基調判断は「足踏み」を示している。
  • 日銀企業短期経済観測(茨城県)6月は「全産業」の業況判断DIは前期比-4ポイントの1と4期連続で低下した。

生産活動…生産は減少傾向

(「鉱工業生産指数」(県統計課)など)

  • 鉱工業生産指数(平成22年=100)6月は101.4で,前月比+4.5%と3か月ぶりに上昇した。前年同月比(原指数)は-9.5%と12か月連続で前年水準を下回った。
    四半期ベース(4~6月)では,前期比-1.9%の100.6と6期連続で低下した。前年同期比(原指数)も-11.4%と4期連続で前年水準を下回った。
    • 全国の鉱工業生産指数(平成22年=100)6月は96.9で,前月比+2.3%と2か月ぶりに上昇した

消費…百貨店・スーパー販売額は底堅い動き,自動車新規登録台数は持ち直し

(「商業動態統計」(経済産業省)など)

  • 百貨店・スーパー販売額6月の前年同月比は+2.4%と2か月ぶりに前年水準を上回った。
    四半期ベース(4~6月)でも,前年同期比+0.8%と5期連続で前年水準を上回った。
  • 自動車新規登録台数6月は,前年同月比-2.4%と3か月連ぶりに前年水準を下回った。
    四半期ベース(4~6月)では,前年同期比+1.9%と9期ぶりに年水準を上回った。
  • 二人以上世帯の勤労者世帯消費支出6月(水戸市)は,前年同月比-4.0%と4か月連続前年水準を
    下回った。
    • 全国の勤労者消費支出6月は,前年同月比-5.6%と2か月連続前年水準を下回った。

民間設備投資…28年度上期は減少見込み,通期は増加見通し

(「法人企業景気予測調査」(関東財務局水戸財務事務所))

  • 法人企業景気予測調査4~6月期調査結果では,28年度上期の「設備投資計画額」は,全産業で前年同期比-4.9%の減少見込み,下期では+14.4%の増加見込みとなった。
    通期は,全産業で前年比+5.3%の増加見込みとなった。

建設投資…住宅投資は弱含み,公共投資は持ち直し

(「建築着工統計調査」(国土交通省)など)

  • 新設住宅着工戸数6月は,前年同月比-7.1%と2か月ぶりに前年水準を下回った。
    四半期ベース(4~6月)でも,前年同期比-2.0%と2期ぶりに前年水準を下回った。
  • 公共投資の動向を公共工事請負額からみると,6月は前年同月比+17.0と2か月連続で前年水準を上回った。
    四半期ベース(4~6月)でも,前年同期比+11.5%と3期月連続で前年水準を上回った。

雇用・労働…雇用及び所得環境は底堅く推移

(「県内の雇用情勢」(茨城労働局),「毎月勤労統計調査地方調査月報」(県統計課))

  • 新規求人数6月は,前年同月比+2.8%(原数値)と4か月連続前年水準を上回った。
    新規求職者数6月は,前年同月比-9.1%と6か月連続で前年水準を下回った。
    新規求人倍率6月は1.69倍と38か月連続で1倍を上回った。
  • 雇用保険受給者実人員6月は,前年同月比-2.5%と33か月連続で前年水準を下回った。
  • 常用労働者の現金給与総額6月は,対前年同増減率+6.8%と2か月連続前年水準を上回った。

前回(平成28年1~3月)の茨城県の経済動向概況

「本県経済は,弱いながらも持ち直しの動きが続いている。」

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 参考:最近の国内経済の動向

(内閣府「月例経済報告」平成28年8月24日)

総論(我が国経済の基調判断)

景気は,このところ弱さもみられるが,緩やかな回復基調が続いている。

  • 個人消費は,消費者マインドに足踏みがみられるなか,おおむね横ばいとなっている。
  • 設備投資は,持ち直しの動きがみられる。
  • 輸出は,おおむね横ばいとなっている。
  • 生産は,横ばいとなっている。
  • 企業収益は,高い水準にあるものの,改善に足踏みがみられる。
    企業の業況判断は,慎重さが増している。
  • 雇用情勢は,改善している。
  • 消費者物価は,横ばいとなっている。

先行きについては,雇用・所得環境の改善が続くなかで,各種政策の効果もあって,緩やかな回復に向かうことが期待される。ただし,海外経済で弱さがみられており,中国を始めとするアジア新興国や資源国等の景気が下振れし,我が国の景気が下押しされるリスクがある。また,英国のEU離脱問題など,海外経済の不確実性の高まりや金融資本市場の変動の影響に留意する必要がある。さらに,平成28年(2016年)熊本地震の経済に与える影響に十分留意する必要がある。

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