個別労働紛争:相談急増「退職させてくれない」 香川 – 毎日新聞 – 毎日新聞

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 会社が退職届を受け取ってくれない--。香川労働局や県内の労働基準監督署に2015年度以降、そうした相談が年間300件以上寄せられている。少子高齢化による人口減少で人手不足に悩む企業が、退職を望む労働者を引き留めている現状が浮かぶ。

 香川労働局によると、労働条件などで労働者と事業主が争う「個別労働紛争」の相談は16年度に1943件あった。1人が複数の内容を相談するケースもあり、相談内容は延べ2190件に達した。

 このうち、退職方法などを尋ねる「自己都合退職」に関する相談は320件。ほとんどが「退職を引き留められた」「会社を辞めたいが辞めさせてくれない」との内容だという。12年度は122件だったが右肩上がりに増え、15年度は約2.8倍の344件になった。

 背景には人手不足がありそうだ。県内の有効求人倍率は15年12月以降1.5倍を超えており、今年5月は1.77倍まで上昇。全国7位の高水準で、特に、建設・採掘業6.10倍▽サービス業3.20倍▽輸送・機械運転業2.70倍--などで人手が不足している。香川労働局職業安定課は「景気回復が続いており、有効求人倍率が高水準なのはしばらく続く」とみている。

 では、会社が退職を認めない時はどうすればいいのか。民法上は「退職の自由」があり、正社員であれば辞職を申し出た2週間後に退職できる。

 香川労働局雇用環境・均等室は「もめないためにも会社の就業規則に従って退職の意思表示をするのがよいが、会社の承諾を得なくても退職できる」と説明している。【岩崎邦宏】


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