売り手市場に企業躍起 栃木県内就活ヤマ場 選考前倒し、働きやすさアピール – 下野新聞

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 来春卒業予定の大学生らに対する面接などの選考が今月解禁され、就職活動はヤマ場を迎えた。学生優位の「売り手市場」にあって苦しい立場の企業側は、選考を前倒ししてアプローチを早めたり自社の働きやすさをアピールしたり、あの手この手で人材確保に当たっている。

 宇都宮市のマロニエプラザで8日、企業140社、大学生ら約700人が参加して開かれた求人企業合同説明会(県など主催)。売り手市場とはいうものの「余裕はない」と、上三川町出身で県内就職を目指す東洋大4年の女子学生(21)は言い切る。しかし「妥協はしたくない」として4月に出た内定は断ったという。

 「今月に入り、選考を辞退したいという連絡がぽつぽつある」と明かすのは、県内食品製造業の人事担当者。経団連指針に沿って大手企業が選考、内々定を始めたためとみられる。同社は今年、他社動向を踏まえて選考開始を6月から5月に1カ月早め、現在は最終選考の段階。「今後も辞退が出てくれば、(採用目標に対して)厳しい結果も予想される」と不安げだ。

 こうした中、「学生も働き方改革を気にしていて、働きやすい職場を求める傾向がある」(宇都宮大キャリア教育・就職支援センターの末廣啓子(すえひろけいこ)教授)ことを背景に、働きやすさを訴える企業も出てきている。

 建設コンサルタントなどを手掛けるパスキン工業(宇都宮市野沢町)は、若者の雇用状況などが優良な「ユースエール」認定企業である点をアピールする。「月平均所定外労働時間が20時間以下」「有給休暇の年間取得日数が平均10日以上」などの基準を満たし昨年11月、栃木労働局の認定を受けた。

 佐藤靖(さとうやすし)専務は「(自社の)説明会に来た学生を見ると、いい印象を持ってくれたようだ。ブランド力では大手企業に及ばないが、この認定が会社を選ぶ決め手になってくれたら」と期待している。





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