「これまでの記事を撤回したい…」沖縄で私はモノカキ廃業を覚悟した – 現代ビジネス

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「これまでの記事を撤回したい…」沖縄で私はモノカキ廃業を覚悟した
素人が扱ってはいけないイシューがある

「高江ヘリパッド工事反対運動」「大阪府警機動隊員による『土人』発言」「『ニュース女子』沖縄ヘイト番組騒動」「オスプレイ配備反対」「辺野古工事反対運動」などなど、昨今、沖縄を舞台・題材にし、リベラル派と右派の衝突が続いている。

なかでも『ニュース女子』(TOKYO MX)が1月2日に報じた沖縄基地問題に関する報道が波紋を広げている。

市民団体「のりこえねっと」が「日当」を支払って反対派を沖縄に送り込んでいる、といった報道を行った。番組中では、高江では工事反対派があまりにも危険なため取材陣がこれ以上は入れない、といったリポートもしている。また、反対派を「テロリスト」扱いし、その「黒幕」として、のりこえねっとの共同代表・辛淑玉氏について言及した。

これを受け、辛氏らはBPO(放送倫理・番組向上機構)の放送人権委員会に人権侵害の申し立てをし、1月27日には「TOKYO MX-TV「ニュース女子」による沖縄ヘイト・デマ放送に関する沖縄・東京合同記者会見」を開いた。

沖縄県民として同番組の取材を受けた「琉球新報、沖縄タイムスを正す県民・国民の会」代表運営委員の我那覇真子氏らは、辛氏らに異議申し立てをし、公開討論を呼びかけた。それに対し、辛氏らからの返答はなく、2月24日に東京都内で会見した我那覇氏らは辛氏らの一連の動きについて「言論弾圧」と主張した。

2017年3月上旬の段階ではこのようになっている。

我那覇氏らが登場する講演会の告知横断幕とオスプレイ反対の横断幕が並ぶ場所も (以下すべて筆者撮影)

私は2月18日~19日にかけて、騒動の舞台である沖縄へ行ってきた。本稿では、沖縄の現状について書くのと同時に、インターネットにおける「発言」の重みについても考えてみたい。

ネトウヨとカウンターと私

発端は1月下旬に発した私のツイートだった。

〈 頼むからのりこえねっととか辛淑玉とか極左は「沖縄VS他46都道府県」の構図を作ろうと頑張らないでくれないかな。地方に相当なカネを送ってるオレら東京都民(含む地方出身者)は日本全体の発展を望んでて、東北の復興も支援したいし、沖縄の負担も減らしたいの。日本の地域間対立なんて望んでない 〉

これが壮絶な抗議ツイートの嵐を呼んだことは言うまでもない。

私自身のスタンスを言えば、元々は、ネトウヨによる韓国人および在日コリアンに対するヘイトスピーチに反対していた。そして、ネトウヨを事あるごとに批判していた。ネトウヨからはツイッターで相当数の罵倒を受けたり、自分が関わったメディアに対する抗議デモを起こされたりもした。2010年から2013年あたりの話である。

そこに登場したのが「カウンター」と呼ばれる人々である。「レイシストをしばき隊(現・C.R.A.C.)」が2013年2月に結成され、「プラカ隊」などの分派ともいえる人々も登場し、在特会(在日特権を許さない市民の会)を中心とした嫌韓派と路上で対峙、「ヘイトスピーチやめろ」「レイシストは帰れ!」「仲良くしようぜ」と呼びかけたのだ。

結局、ネット上の嫌韓と路上の嫌韓は「養分」たる韓国による反日報道がなければあまり盛り上がらない。李明博前大統領の「竹島電撃上陸」などのニュースがあれば、韓国叩きは過熱するが、韓国経済の低迷などもあり、嫌韓運動は次第に盛り下がるようになっていった。

また、2013年以降は、しばき隊の登場のほか、大手メディアも積極的にこうしたデモを批判する報道をするようになり、「ネトウヨ包囲網」のようなものができつつあった。

多くのネトウヨにとって、2013年までの活動は「黒歴史」ともいえるものだろう。何せ「在日は弁護士試験の1次試験免除」などの荒唐無稽な説を信じ込み、さらに、「(韓流ドラマを流す)フジテレビは反日! フジテレビに多額の広告費を出す花王も反日、不買運動だ!」なんてアホなことをやっていたのだから。

挙句の果てには韓国食品メーカー・農心と提携した亀田製菓の「柿の種」や「ハッピーターン」をアマゾンのカスタマーレビューで「★1つ」をつけて罵詈雑言を寄せたりもした。

さらには「ソウルフード!」とツイートしたうえで、ラーメンの画像を公開した人物に対し「ラーメンは日本の食べ物です! 盗人猛々しい」と怒り狂うバカまで登場した。

しかし、徐々にネトウヨの勢力が弱まる中、反・レイシストの側では「内ゲバ」のような展開が目立つようになってきた。運動体というものは、一つの目的を達成してしまうと、往々にして内部や支持者で考えが少し違う者に対し攻撃の矛先を向けるようになるものだ。

昨年の都知事選で、鳥越俊太郎氏を野党共闘の神輿として支持した一派が、公認候補とならなかった宇都宮健児氏に対し攻撃的になったのが分かりやすい例だろう。

宇都宮氏は、リベラル側が分裂するのを避けた方がいいと考え、選挙戦から降りたのだが、その後鳥越氏の応援演説を頼まれる。ただし、鳥越氏の女性スキャンダル疑惑があったため、応援演説を断った。すると猛烈な攻撃をくらったのである。

宇都宮事務所には多数の批判電話やファックスが届いたという。「なにが日本のバーニー・サンダースだ!」といった、宇都宮氏にとっては困惑するしかない批判がかつての支持者(であろう人々)からも寄せられたという。





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