6月16日の海外株式・債券・為替・商品市場 – ブルームバーグ

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欧米市場の株式、債券、為替、商品相場は 次の通り。

◎NY外為:ドル下落、利上げに不透明感-変調来す経済統計

  16日のニューヨーク外国為替市場ではドルが下落。週間ベースで3週続落となった。5月の米住宅着工件数が予想外に減少し、経済に対する懸念が強まった。

  ドルは主要10通貨全てに対して値下がり。この日の経済指標では6月の米消費者マインド指数も前月比で低下し、市場予想を下回った。今週発表された経済指標では消費者物価指数(CPI)や小売売上高、鉱工業生産も市場予想を下回った。

  米金融当局は14日に利上げを決定するとともに、年内あと1回の追加利上げ見通しを維持した。しかし、こうした弱い経済指標は利上げ見通しに対する懐疑的な見方を裏付ける形になった。連邦公開市場委員会(FOMC)は声明で、経済がおおむね予想通りに進展するとの想定で、バランスシート正常化プログラムの年内開始を見込んでいるとも説明した。

  ニューヨーク時間午後5時現在、主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は前日比0.3%低下。

  ドルは対円で0.1%下落の1ドル=110円88銭。対ユーロでは0.5%下げて1ユーロ=1.1198ドル。

  ゴールドマン・サックスは長期のドル見通しを引き下げた。世界の成長が当初の見込みより力強いことなどを踏まえると、ドルの強気相場は向こう1年半に終了するとしている。

  この日のユーロの対ドル相場は、消費者マインド指数の発表後にこの日の高値となる1ユーロ=1.1200ドルを付けた。

  ドルの対円相場は、米国債利回りが低下する中で午前中に日中安値となる1ドル=110円65銭を付けた。
原題:Dollar Declines Amid Disappointing Housing, Sentiment Data(抜粋)

◎米国株:食品小売り銘柄が下落、アマゾンの大型買収受け

  16日の米国株式市場ではS&P500種が小じっかり。米アマゾン・ドット・コムのホールフーズ・マーケット買収を受けて食品小売り銘柄が売りを浴びた。S&P500種はエネルギー関連株の上昇を支えに引け際に下げ幅を埋めた。この日は指数先物とオプション、個別株の先物とオプションが同時に決済日を迎えるクアドラプル(4重)ウィッチングとなった。

  S&P500種株価指数は前日比0.1%未満上げて2433.15。前週末の水準をわずかに上回った。ダウ工業株30種平均は24.38ドル(0.1%)上げて21384.28ドル。テクノロジー株の値下がりでナスダック100指数は0.3%下落し、週間でも1.1%下げて2週続落となった。終値は5月19日以来の安値。

  5月の米住宅着工件数が市場予想を下回り、6月のミシガン大学消費者マインド指数(速報値)が前月から低下したことから、米経済成長率が予想を下回る可能性も意識され、米国債利回りが低下し、ドルが下落した。

  グラディエント・インベストメンツのポートフォリオマネジャー、マリアン・モンターニュ氏は「今週出た経済指標は心強いものではなかった。勢いを取り戻すには、個人消費が上向き、全般的に信頼感が高まる必要がある。夏場の停滞もあり、奇妙な中ぶらりん状態になっている。だが指標で強い数字が出れば、意志決定も下されるだろう」と指摘した。

  S&P500種業種別11指数では、生活必需品が下落。S&P500種の食品・生活必需品小売株指数は4.2%下げた。個別銘柄ではアマゾンが2.4%、ホールフーズが29.1%それぞれ上昇した一方、ホールフーズを主要顧客とする卸売業者のユナイテッド・ナチュラル・フーズ、スーパーマーケットのクローガーなどは売りを浴びた。
原題:U.S. Stocks Mixed, Dollar Lower on Growth Concern: Markets Wrap(抜粋)
原題:Grocery Stocks in the U.S. and Europe Sell Off; UNFI Plunges 26%(抜粋)

◎米国債:小幅高、住宅や消費者マインド指数で減速懸念

  16日の米国債は小幅高。朝方発表された住宅統計や消費者マインド指数が市場予想を下回り、米経済成長のペースが見通しよりも減速している可能性が示唆された。

  ニューヨーク時間午後5時現在、10年債利回りは1ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)下げて2.15%。2年債利回りは4bp下げて1.32%、30年債利回りは1bp下げて2.78%となった。

  5月の米住宅着工件数は前月比で予想に反して減少。これで3カ月連続マイナスとなった。
住宅着工件数(季節調整済み、年率換算)は前月比5.5%減の109万戸。ブルームバーグがまとめたエコノミスト予想の中央値は122万戸への増加だった。着工件数の先行指標となる住宅着工許可件数は4.9%減の117万件と、2016年4月以来の低水準。

  6月の米消費者マインド指数は前月比で低下し、昨年10月以来の大幅な下げとなった。同指数(速報値)は94.5と、前月の97.1から2.6ポイント低下し、昨年11月以来の低水準。ブルームバーグがまとめたエコノミスト予想の中央値は97だった。

  軟調な米国株も米国債にとっては支援材料となった。米アマゾン・ドット・コムのホールフーズ・マーケット買収を手掛かりに食品など生活必需品銘柄が売られた。
原題:Treasuries Rise, Front-End Leads Gains After Dollar Slide(抜粋)
U.S. Stocks Mixed, Dollar Lower on Growth Concern: Markets Wrap(抜粋)

◎NY金:小反発、ETF資産は過去2日間の減少幅が今年最大

  16日のニューヨーク金先物相場は小幅反発。一方、FOMCが年内に再度利上げを決定する可能性がデータで示唆される中、投資家は金ファンドから資金を引き揚げている。

  「SPDRゴールド・トラスト」の保有量は過去2営業日に1.5%減、今年に入って最大の落ち込み。

  ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物8月限は前日比0.2%高の1オンス=1256.50ドルで終了。週間では1.2%下落。

  「FOMCが金の調整のきっかけになったことが示された」-トロント・ドミニオン銀行のバート・メレク氏は電子メールで指摘。「ただ、貴金属市場に関する限り、最新の利上げとFOMCの『タカ派的な』スタンスは結局それほど警戒する必要がないことが分かるだろう」。

  銀先物7月限は0.3%安の16.661ドル、週間では3.3%下落。プラチナは0.6%高の926.80ドル、週間は1.4%下落。パラジウムは0.9%高の865.65ドル、週間は1.1%上昇。
原題:Gold ETF Assets Post Biggest Two-Day Drop of 2017 on Fed Outlook(抜粋)

◎NY原油:週間で2015年以来最長の4週連続安-需給改善せず

  16日のニューヨーク原油先物市場でウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物は前日比で反発したものの、週間ベースでは2.4%下げ、2015年8月以来で最長の4週連続安となった。石油輸出国機構(OPEC)に加盟するリビアで生産が回復。米国の過剰供給にも解消の兆候が見られない。
  コンフルエンス・インベストメント・マネジメント(セントルイス)のチーフ・マーケット・ストラテジスト、ビル・オグレイディ氏は需給ファンダメンタルズが価格に反映されていると指摘する。「在庫は高い水準をなかなか離れない。実際、今のレンジの原因となった状況に変わりはない。何も変わっていない」と電話インタビューで述べた。

  ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物7月限は前日比28セント(0.63%)高い1バレル=44.74ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント8月限は45セント上昇の47.37ドル。
原題:Oil Posts Longest Run of Weekly Losses Since 2015 Amid Glut(抜粋)

◎欧州株:3日ぶり上昇、食料銘柄と銀行株が高い-小売株は下げる

  16日の欧州株式相場は3日ぶりに上昇した。小売り銘柄が売られたものの、食品・飲料銘柄の上げがこれを補った。

  指標のストックス欧州600指数は前日比0.7%高の388.60で終了。業種別では2業種を除き全てが値上がり。5月の新車販売台数が持ち直したことを手掛かりに自動車株も大きく上げた。一方、小売り銘柄は下落。アマゾン・ドット・コムがホールフーズ・マーケット買収を発表したことを受け、米小売り株が下げた動きに追随した。

  ストックス600指数は週間ベースでは0.5%の値下がり。前日は小売り株への売りが膨らみ、0.4%下げていた。

  FTSE350食品・医薬品小売株指数は3%下落。英スーパーマーケットのテスコは昨年9月以来の安値に沈んだ。1-3月期の国内売上高が予想を上回り一時4.5%高まで買われたが、下げに転じた。

  ロンドン・キャピタル・グループのアナリスト、ジャスパー・ローラー氏(在ロンドン)はリポートで、「投資家らは7年ぶりの大幅な利益に満足していたが、アマゾンがテスコを英1位のスーパーの座から突き落とす可能性があることを懸念した」と指摘した。

  自動車株は0.4%上昇。新車販売台数が好感され、一時は1.3%高をつけた。域内の経済見通しが明るさを増したほか、フランス政治の落ち着きが自動車業界の復調を後押しした。
原題:Europe Stocks Gain as Food, Banks Stocks Jump Offset Retailers(抜粋)

◎欧州債:ドイツ5年債が上昇、利回り曲線はスティープ化

  16日の欧州債市場ではドイツ国債が上昇。5年物が大幅上昇し、同国債の利回り曲線がスティープ化した。前日はフランス国債入札結果で売られたものの、ドイツの国内投資家が祝日開けで市場に戻ってきたことが背景にある。

  ドイツ国債先物は寄り付きから下落。日本銀行の金融政策決定会合の結果を受けて円が売られ、これで米国債が下げたことに追随。その後は円反発で下げを埋める展開となった。
原題:Core Euro Bonds Steady as Spain Lags; End-of-Day Curves, Spreads(抜粋)



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