アイランドスケープ、「リノベ」プランをAIが作る – リフォーム産業新聞

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アイランドスケープ、「リノベ」プランをAIが作る

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 アイランドスケープ(愛媛県松山市)のリノベ―ションプランニングシステム「ORE」の利用者が急増している。サービス開始7カ月で90社が導入。現在も申し込みが相次いでいる。なぜ人気なのか、その仕組みに迫る。

アイランドスケープ 利用手順

数秒でプランと見積書を作成

 「ORE」とはオープン・リノベーション・エンジン」の略で、AI(人工知能)が住宅のリノベーションプランを作成してくれるというサービスだ。

 仕組みはこうだ。顧客は専用サイト上でリフォームしたい部位や「間取り変更」、「洋室化」などのこだわりたい工事内容をチェックする。次に「カリフォルニア風」、「北欧風」など4種類のデザインイメージから1つを選択する。最後に、支払い可能な月々のローンを入力すると、たった数秒待つだけで、条件に合う3つのリノベプランを示し、26ページにも及ぶパース図、見積書まで瞬時に作成してくれるのだ。

 このシステムのユニークな点は、顧客のローン金額によってリフォーム部位、住設のグレードなどをすぐに入れ替えることもでるのだ。例えば、もともと1階の内装をすべて変えるプランがあったとする。そのプランをベースとしつつ、月の支払いを1万円下げると、なんと客間はリフォーム個所から外れる。こんなこともAIによって自動で行われるのだ。

 「画面上で提示するパターンは3つだけですが、実は40種類前後を同時に作成しています。そのため、示した3つのパターンが気に入らないという場合は、ほかの37種類を示すことも可能なんですよ」(永木武社長)

 事業者が、これを用いて提案し、ユーザーが合意すれば、同社が建物を診断して正式な工事提案を行い、契約となる。

工事知識なくても仲介成約

 利用者の大半が不動産仲介業者だ。工事の知識がなくてもシステムに沿って入力するだけで、その場で簡単に工事提案ができる。しかも、プランに合意してから、正式な契約を行うまで1週間以内とスピーディーに提案できることが、中古仲介の成約率の向上につながっており、大きなメリットになっている。

5カ月間で40件800万円の単価

 そもそも同社が開発した理由は、中古住宅を積極的に取り扱いたい仲介事業者のサポート。施工は同社が請け負う。開始5カ月間で40件の工事を契約。平均単価600万円の実績が出ている。

 「戸建てにもマンションにも対応しています。物件診断箇所の少ないマンションでは、仲介業者がOREを使用して提案したその日に契約、という案件も2~3出るほど、展開が早いですよ」(永木社長)

 将来的には、C to Cビジネスを展開していく方針。買い主と売り主が直接やりとりして契約し、同社が工事を請け負うイメージだ。

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