中国の目標は達成不可能? 減税と支出増、赤字削減は同時実現できず – SankeiBiz

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 中国政府は不都合な真実に直面している。減税と支出拡大、財政赤字の削減を今年達成しようとしているが、3つを同時に実現することはできない。

 景気減速に対米貿易戦争が加わり、中国政府の目標をめぐる矛盾が浮き彫りとなっている。不十分な減税や社会保障負担の拡大で消費者の購買力への下押し圧力も強まっている。

 李克強首相は9月20日、中国政府がこの状況を注視していると表明。今年後半の税収が比較的大きく減少すると政府はみている。追加減税や社会保障負担の軽減も計画していると李首相は話した。

 李首相が指摘するように、一連の施策で消費は促されるはずだ。だが、財政赤字の削減目標の達成を後押しするものではない。財政赤字は中国当局が目標として今年厳しめに設定した対国内総生産(GDP)比2.6%を満たす見込みだ。半面、その反動が来年に表面化する可能性はある。

 ゴールドマン・サックス・グループの本土合弁パートナー、北京高華証券の中国担当チーフエコノミスト、宋宇氏は「財政赤字を調整せずに減税と政府支出の拡大維持を実現することは不可能だ」と指摘。支出を大幅に減らさないとすれば、減税に向けた有効な手立ては財政赤字の拡大だけであり、中国政府はその点について明確にする必要があるとコメントした。(ブルームバーグ Yinan Zhao、Jing Zhao)





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