訪日客狙いドラッグストア続々 京都、シェア争い激化 – 京都新聞

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和風の外観を前テナントのコンビニから引き継いだツルハドラッグ八坂神社前店。売り上げの8割が免税品という(京都市東山区)
和風の外観を前テナントのコンビニから引き継いだツルハドラッグ八坂神社前店。売り上げの8割が免税品という(京都市東山区)

 大手ドラッグストアが、京都市内に続々と進出している。小売り不振といわれる中でスーパーやコンビニエンスストアと並ぶ業態に成長し、シェア争いも激化。訪日客の医薬品や化粧品の旺盛な購買欲を取り込んだり、食品の品ぞろえを充実させたりして業容を広げている。

 今年1月、町家風の外観を取り入れた京都市東山区祇園町の名物コンビニ「ローソン八坂神社前店」が閉店した。京都を代表する一等地の後継テナントに大きな注目が集まる中、3月下旬に開業したのはツルハホールディングス(札幌市)のドラッグストア「ツルハドラッグ」だった。

 同社の京都出店は3店目。観光地の間近とあって利用者は外国人が多く、全体の売り上げのうち、一般用医薬品や化粧品などの免税品が約8割を占めるという。同社広報・IRグループは「京都市内を中心に集中的に出展する『ドミナント戦略』を進め、関西圏での認知度やシェア向上を図る」と話す。

 経済産業省の統計によると、国内のドラッグストアの販売額は17年で前年比5・4%増の6兆580億円と百貨店の売上高合計を上回る。その存在感は京滋でも増している。今年4月時点のドラッグストアの店舗数は京都府が290店、滋賀県が186店で、この3年でともに約20店舗増えた。17年の販売額は京都府で15年比18・9%増の986億7500万円、滋賀県は同15・0%増の636億6800万円へと年々上昇する傾向にある。

 都市部を中心に全国1322店舗を運営するココカラファイン(横浜市)も、京都の店舗数を増やしている。ここ数年は年5店のペースで開設し、現在は駅ナカ商業施設「コトチカ」や四条河原町エリアなど41店に上る。同社コーポレートリレーション部は「今後も積極的に出店していきたい」と見据える。

 スギ薬局(愛知県)も全国で千店舗を超えて展開する。京都ではここ5年で9店舗増えて計45店となった。今後も郊外を中心に、中学校区に1店舗の立地を目指すという。

 客の来店率を上げるため、購入頻度の多い食品の構成比を高める店も現れている。

 九州地方が地盤のコスモス薬品(福岡市)が運営する「ディスカウントドラッグ コスモス」は、京滋で計17店舗を営業。冷凍食品や菓子類などの食品の構成比を高くした商品展開と、店舗面積2千平方メートル以上という広さが特徴で、地場の食品スーパーを脅かす存在となりつつある。

 経営企画部は「全ての買い物が1カ所で済むという利便性は、消費者にとって最大の魅力。商圏をあえて小さく設定して店舗数を増やすことで、地元密着と高いシェアの獲得を目指す」としている。

【 2018年07月21日 22時00分 】





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