中国で国外メーカーがクルマを生産販売するには? 巨大市場の現状と変わる参入ルール – 乗りものニュース

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巨大な中国の自動車市場は多数の中国国外メーカーが参入していますが、そこには独自のルールがあり、そして2018年春には大きな変化がありました。日本メーカーはじめ、その現状を解説します。

巨大なパイのこれまで

 中国で2017年に販売された新車は約2888万台。2位のアメリカ(同1723万台)とは1100万台以上もの差をつけてのダントツ1位、9年連続の世界一です(3位は日本で同523.4万台)。

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スズキの中国合弁会社、長安鈴木の「アリヴィオ」。インドなどで「シアズ」として販売されているものと同型だが、デザインが少し異なる(2017年、加藤博人撮影)。

 中国では1980年代半ばにジープやフォルクスワーゲン、プジョーなどの参入以降、国外メーカーが続々と中国メーカーと提携して現地生産をはじめ、2000(平成12)年以降、急激な勢いでモータリゼーションが拡大してきました。2000年の新車販売台数は約210万台でしたが、2013年に約10倍となり2100万台を突破、2020年には3000万台を超えるとみられています。台数も凄まじいですが、中国メーカーの技術も世界最先端レベルに進化しつつあります。

 このように、短期間で世界一となった中国の自動車市場には、外資自動車メーカーとの合弁会社が深く関わっています。

 外国資本の自動車メーカーが中国国内で自動車を生産する場合は、中国メーカーとの合弁会社を作ることがマストです。またこれまで、合弁相手会社は2社までに決められており、外資メーカーの出資は50%以下という決まりもありました(後述)。

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広汽ホンダの自主ブランドである「理念(Everus〈エヴァラス〉)」のEVコンセプト(2018年、加藤博人撮影)。
メルセデス・ベンツの中国専売「A200Lスポーツセダン」(2018年、加藤博人撮影)。
中国では現役、日産「ティーダ」(2017年、加藤博人撮影)。

 日本の自動車メーカーで最も早く中国で操業を開始したのはダイハツで、1980年代半ばにフォルクスワーゲンやAMC(当時JEEPを作っていたアメリカの自動車メーカー。後にクライスラーに吸収)が中国で生産を開始した時期とほぼ同じです。「ダイハツ=軽自動車」のイメージが強いので中国に一番乗りしたのは少し意外な感じもしますが、中国で最初に生産された「華利」(ダイハツ「ハイゼット」)、それに続く「夏利」(同「シャレード」)は大変人気のある車でした。その後、ダイハツはトヨタ自動車が中国に進出する際につなぎ役となり、合弁会社設立に大きく貢献しました。



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