英に国産酒米初輸出 現地醸造需要拡大へ 全農 – 日本農業新聞

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 JA全農の輸出事業を担う子会社・JA全農インターナショナルは、英国の醸造所向けに、日本産の酒造好適米を初めて輸出した。全農によると、海外の醸造所で日本産米を使った清酒を生産するのも初めて。欧州での清酒の需要拡大を通じ、日本産米の輸出の拡大も期待する。全農などが20日、発表した。

 酒造好適米の納入先は、大阪市の酒造会社「堂島麦酒醸造所」が英国ケンブリッジシャー州に昨年建設した清酒の醸造所。同社から全農に、日本産の酒造好適米を使いたいとの要望があったという。初回は、全農パールライスの灘工場(兵庫県)で精米した秋田県産「秋田酒こまち」と兵庫県産「山田錦」を計4トン納入し、4月から試験製造を開始する。4トンの米で約9500リットルの清酒が製造できる計算だ。

 できた清酒は、ロンドンにある全農直営の和食レストランでの提供や、全農と農林中央金庫が買収した英国の食品卸などを通じて販売することも検討する。

 清酒の輸出量は2017年まで8年連続で過去最高を更新しているが、米国や韓国、中国などアジアで大半を占め、欧州では、最も多い英国でも17年の輸出量全体の1・7%にとどまる。だが日本食人気の高まりから欧州諸国への輸出量は伸びており、今後の市場開拓が見込める。全農は現地生産をきっかけに、日本からの清酒の輸出や、原料となる日本産米の需要の拡大を期待する。

 全農によると、米国では日本の大手酒造会社が清酒を現地生産するが、米国産米を使う。英国以外も含め、商業ベースでの酒造好適米の輸出や、日本産米を使った清酒の海外での生産は初めてだという。ただ、地理的表示(GI)を保護する制度のため、海外で生産した清酒は、日本産米で造っても「日本酒」とは名乗れない。





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