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2017年04月04日20時00分

【特集】拡大「O2O市場」、リアルとネット融合の今 <株探トップ特集>

アイリッジ <日足> 「株探」多機能チャートより

―2ケタ成長続く“Online to Offline”、関連銘柄の現在地は―

 リアルとネットをつなぐO2Oビジネスが急拡大している。O2O(Online to Offline)とは、ネット店舗やソーシャルメディアなどの「Online」側と、実際の店舗を示す「Offline」側の購買活動が相互に連携・融合し合う仕組みのことを指す。米国では2009年秋ごろ、日本でも11年に入ったころからO2Oというワードがメディアに取り上げられる機会が増えており、新しいマーケティング手法として注目を集めている。

●成長続く市場、17年度に50兆円規模へ

 スマートフォンやタブレット端末の急速な普及を背景に、ユーザーがいつでも簡単にインターネットとつながることができるようになり、O2Oのビジネスチャンスは広がった。野村総合研究所のリポートによると、市場規模は年10%以上の成長を続け、17年度には50兆円規模に達すると予測されている。総務省の家計調査をもとにすれば、O2Oの対象となる17年度の消費支出は約120兆円と推計されるが、この消費支出に対するO2O比率は11年度の約20%から17年度には40%以上に成長することが見込まれている。

 O2Oを活用した販促方法の進化に加え異業種の参入などもあり、今後市場争奪を巡って競争激化が必至となる。関連銘柄も折に触れて脚光を浴びることになりそうだ。

●再び注目高まるか、O2O支援のアイリッジ

 O2Oビジネスといえば、集客を図りたい企業に位置連動を用いたプラットフォーム「popinfo」を提供しているアイリッジ <3917> [東証M]が挙げられる。同社は市場の関心が高まりつつあった15年7月に上場し、容易に初値がつかないほどの人気となった。その後は上場直後につけた最高値を下回って推移。直近は2月24日に付けた5480円高値からの調整過程にあるが、業績は順調に拡大している。3日に「popinfo」を活用したNTTデータ <9613> の金融機関向けスマートフォンアプリが機能拡張され、7月から提供開始されると発表したほか、消費者行動などのビックデータを処理するデータセクション <3905> [東証M]とO2Oソリューションの提供に関する業務提携を締結しているなど、再び注目が高まる場面もありそうだ。

 ALBERT <3906> [東証M]もACR(自動コンテンツ認識)技術の開発を手掛けるエヴィクサー(東京都中央区)と資本・業務提携し、O2Oなどのマーケティング、コミュニケーションの最適化を図るとしており、活躍余地がありそうだ。

●他業種参入で新風、「君の名は。」とのコラボも

 インターネットとリアル店舗をつなぐイメージがO2Oには強いが、最近では他業種からの参入もあり、新たな視点でビジネスチャンスは確実に広がっている。モバイルファクトリー <3912> [東証M]が手掛ける位置情報ゲーム「駅メモ!」は、昨年大ヒットしたアニメ映画「君の名は。」とのコラボレーションが大きな反響を呼んだ。劇中に登場する1都2県(東京都・愛知県・岐阜県)に所在する11ヵ所の鉄道駅を対象に、プレーヤーが位置情報を活用してチェックイン(位置登録)しながら各地域を巡る。いわゆる聖地巡礼だが、2次元からリアルの地を観光するという点では、O2Oビジネスの新潮流ともいえそうだ。

 また、セガサミーホールディングス <6460> 傘下のセガゲームスと、ソフトバンクグループ <9984> 、ショーケース・ギグ(東京都港区)は、広告を中心にO2Oサービスを提供するための協業体制を構築している。

 おこづかいサイトを運営するセレス <3696> [東証M]は、自社ポイントサイトを活用したO2Oビジネスへの進出に向けてオムニチャネル・インテグレーションで多くの実績を持つゆめみ(東京都世田谷区)と資本・業務提携を締結している。今後は、ネットで完結するビジネスにとどまらず、集客を求める企業へのニーズを取り込む展開が狙えそうだ。

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