《経済》 中元商戦 直虎大忙し – 中日新聞

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◆百貨店 知恵絞る

直虎関連の商品を中心に遠州の特産品を集めたギフトセンター=浜松市中区で

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 夏の中元商戦が静岡県内の百貨店で本格的に始まった。ギフト市場の縮小が続く中、NHK大河ドラマで今が旬になっている井伊直虎関連商品の取り扱いを始めたり、自宅用の開拓に力を入れたりと、各百貨店は知恵を絞る。商戦は七月初旬にピークを迎えそうだ。

 遠鉄百貨店(浜松市中区)の本館八階で十五日、ギフトセンター開設の決起大会が開かれ、従業員八十人が法被姿で集まった。拳を突き上げて「ガンバロー」と声をそろえ、中元商戦に参戦した。

 展示数は前年並みの約千三百点で、今年は「直虎ゆかりの地から想(おも)いを贈る」がテーマ。ウナギやミカン、浜松餃子(ギョーザ)を中心に遠州グルメを引き続き強化するため、直虎餃子や日本酒の「直虎の里」といった関連商品七点を含む百三点を集めた。

 このほか、熊本県の馬刺しや岩手県の前沢牛など熊本地震と東日本大震災の被災地の特産品もそろえて復興支援をアピールした。

 ギフトセンターは七月十七日まで。売上高は前年実績比で1%増の五億三千万円を目指す。小室克彦常務は「地方百貨店には地元のものを全国に広める役割があり、それが東京の百貨店との差別化にもなる」と地元名産品に力を入れる理由を話した。

 県内で最も早い一日にギフトセンターをオープンした松坂屋静岡店(静岡市葵区)は、前年同期より売り場面積を一・五倍に拡大し、展示数も一・五倍の約千二百五十点に増やした。近年需要が高い「自宅用ギフト」にも力を入れ、洋菓子を中心とした冷凍のクールデザートが売れ筋という。

 担当者は「贈り物の需要が伸び悩む中、自宅用を開拓して前年を上回る売り上げを確保したい」と述べ、3%増の目標を掲げた。

 また、買い物を楽しみながら環境保全活動に協力できるように、簡易包装一件につき一円を県内の環境保護団体に寄付する取り組みを今年から始めた。

 静岡伊勢丹(葵区)は七日にギフトセンターを開き、約二千点を扱う。「うまいら静岡」と銘打ち、浜名湖うなぎのかば焼きや刺し身、焼津市のマグロの刺し身を中心に地場産品百五十点をそろえた。宅配業界で値上げの動きがあるものの、全国送料無料の商品を約千点に増やした。

 広報担当者は「送料にシビアな傾向はまだまだ続いていて、無料商品は好調」と語る。十四日までの売上高は前年実績比7%増と出だしは好調という。

(山田晃史)

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