3期連続の減収減益 4~6月法人企業統計 – 日本経済新聞

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 財務省が1日発表した2016年4~6月期の法人企業統計によると、全産業(資本金1千万円以上、金融機関を除く)の経常利益は前年同期比10.0%減だった。売上高も3.5%減で減収減益は3期連続。設備投資額は3.1%増の9兆3145億円とプラスを維持したが円高の影響で伸び率は鈍っている。

 経常利益は減少したが、金額は18兆2639億円と過去最高だった前年同期に次ぐ高水準だった。業種別では製造業が22.4%減と大きく落ち込んだ。落ち込み幅は、09年7~9月期(69.3%減)以来、6年9カ月ぶりの大きさだ。

 自動車など輸送用機械が27.0%減と落ち込みが目立った。北米への輸出は好調だったが、熊本地震による生産停止や円高が利益を圧迫した。4~6月期の為替レートは1ドル=108円07銭と前年同期より約13円円高が進行。情報通信機械も58.5%減だった。非製造業も3.1%減だった。

 売上高は製造業で5.3%減、非製造業は2.8%減だった。インバウンド(訪日外国人)消費の客単価が下がるなどして、卸売業・小売業は4.7%減だった。

 設備投資は全産業で13四半期連続で増加した。製造業は11.1%増。研究開発施設向けの投資などで、輸送用機械や化学で増えた。一方、非製造業は1.3%減と13四半期ぶりに減少。前年に大型案件があったサービス業で反動減が生じた。

 今回の結果を反映し、内閣府は8日、4~6月期の国内総生産(GDP)の改定値を公表する。8月中旬に公表した速報値では、実質GDPが前期比年率で0.2%増だった。ニッセイ基礎研究所の斎藤太郎氏は「収益悪化の割に設備投資は持ちこたえている。GDPは若干上方修正されるだろう」と分析する。





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