6月の経常収支は9346億円の黒字で市場予想上回る – ブルームバーグ

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モノやサービスを含む海外との総合的な取引を示す経常収支は、6月速報で36カ月連続の黒字となった。市場予想を上回った。財務省が8日発表した。

キーポイント

  • 経常収支は前年同月比4.3%減の9346億円の黒字(ブルームバーグ調査の予想中央値は8605億円の黒字)-黒字幅は2カ月連続減少
  • 輸出から輸入を差し引いた貿易収支は32%減の5185億円の黒字(予想は5715億円の黒字)-黒字は2カ月ぶり

背景

  日本銀行は7月20日公表の経済・物価情勢の展望(展望リポート)で、先進国経済の成長に伴い、新興国経済の回復も「しっかりとしたものになっていく」と分析。輸出は海外経済改善を背景に「緩やかな増加を続ける」とし、足元の景気判断を前回までの「緩やかな拡大に転じつつある」から「緩やかに拡大している」に進めた。

  政府が同月19日に発表した月例経済報告でも、アジア向けを中心に「輸出は持ち直している」との基調判断が維持された。同月3日公表の日銀短観(6月調査)の大企業・製造業の業況判断指数(DI)も、輸出と生産の回復が景況感を押し上げ、3期連続で改善した。



エコノミストの見方

  • SMBC日興証券の宮前耕也シニアエコノミストは発表後のリポートで、今後の経常収支は現在の黒字水準を維持するか「やや拡大する方向となろう」と分析。内需の低迷に加え、輸出と訪日消費の増加によって「黒字拡大圧力が緩やかにかかる」としている。
  • 調査会社IHSマークイットの田口はるみ主席エコノミストは発表後のリポートで、同社が算出したデータから7月は「輸出受注の増勢の低下が続く」と予想。生産回復や市況要因による輸入増加と円安修正に伴う対外資産からの所得増抑制により、「当面は経常収支の黒字幅拡大は抑えられよう」という見方を示した。

詳細

  • 輸出は9%増の6兆3709億円、輸入は15.1%増の5兆8524億円
  • 配当金や債券利子などの第1次所得収支は22.9%増の5072億円
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