シンガポールGICの投資利益率が低下、対日投資残高は増加 – アジアエックス

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2018年7月13日



外貨準備を運用するシンガポール政府投資公社(GIC)は7月12日、18年3月期の年次報告を公表した。過去20年間の投資利益率は物価上昇率の世界平均を考慮した実質で年率3.4%と、17年度の3.7%、16年度の4%を下回った。米ドル換算での名目利益率(物価上昇を考慮せず)は年5.9%だった。

1990年代後半の利益率は高かったが、テクノロジーバブル、通信バブルによる株価上昇によるものだった。

この先2~3年についてGICは、株価の高止まり、低い世界経済の成長率、不透明感を理由に、投資環境の厳しさは続くとしている。

GICは世界8位のソブリンファンドで、資産運用残高は3,900億米ドル(約43兆円)。投資残高に占める割合は、先進国市場株式が23%(前年は27%)現金・債券が37%(同35%)、未公開株が11%(同9%)。

GICは14年度以降、米国への投資残高を減らす戦略をとっており、国・地域別投資残高では、米国の割合が32%(同34%)、アジアが前年度と同じ19%、日本が13%(同12%)で、日本への投資を増やしている。

GICは革新的・破壊的技術を持つ企業への投資に積極的で、ブロックチェーン技術の会社に関心がある。しかし仮想通貨の企業には投資していない。仮想通貨は裏付けがなく、法定貨幣でもないから、というのが理由だ。



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