18日にロシア大統領選、政権 投票率を重視 – 日本経済新聞

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 【モスクワ=小川知世】ロシアのプーチン大統領の任期満了に伴う大統領選が18日、投開票される。有力な対立候補はおらず、プーチン氏が過半数の票を得て4選を決めるのが確実な情勢だ。選挙への国民の関心は低く、18年にわたる長期統治に停滞感も強い。政権が重視する高い投票率を達成し、圧倒的な国民の支持を内外に示せるかが焦点となっている。

 投票は18日の日本時間午前5時に最も早い東端の地域で始まり、19日午前3時に終わる。同日午前に大勢が判明する。

 次期大統領は5月に就任し、任期は6年。任期を務めれば、プーチン氏は約四半世紀にわたってトップに君臨する。選挙での政権の目標は「投票率70%、得票率70%」とされる。政府系機関の世論調査はプーチン氏に投票するとの回答が約70%に上り、対立候補7人の1桁台を圧倒している。

 プーチン氏は2017年12月の出馬表明から地方を回り、若者や労働者らと対話してきた。選挙戦終盤の14日には14年に併合したウクライナ南部・クリミア半島を訪問。住民の声援を受け、領土拡大の成果を誇示した。選挙日も併合から丸4年に設定し、強いロシアを訴えて圧勝を狙う。

 プーチン氏は大統領に復帰した3期目で、ウクライナに侵攻しクリミアを併合。国内の支持率を8割に押し上げたが、欧米が経済制裁を発動し、関係は冷え込んだ。資源や国営企業に依存した経済の構造改革は進まず、17年の国内総生産(GDP)の実質成長率は1%台と低迷。実質可処分所得も前年割れが続く。

 実質的な選挙公約だった1日の年次教書演説でも技術革新による成長を掲げたが具体策は示さなかった。代わりに新型兵器を盛大に披露し、愛国心を鼓舞して求心力を高める手法に打って出た。

 ただプーチン氏に代わる候補はいない。反政府デモを全国に広げた反体制派指導者ナワリニー氏は大統領選への出馬を認められなかった。プーチン氏の事実上の信任投票となり、政策議論が深まらない選挙に国民の関心と期待は低い。ナワリニー氏はボイコットを呼びかけており、投票率が政権目標の7割に届かないとの見方も出ている。

 「愛する偉大なロシアの将来を選ぶため、投票所に行ってほしい」。プーチン氏は16日、国営テレビで公開した映像で呼びかけた。大統領選を前に英米がロシアへの制裁を発表し、国内では反発が高まっている。対外強硬姿勢を鮮明にするプーチン氏の支持に追い風となる可能性もある。

 選挙にはプーチン氏のほかロシア共産党のグルディニン氏、極右自由民主党のジリノフスキー党首、プーチン氏恩師の娘でテレビ司会者のサプチャク氏らが立候補した。





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