ドラギECB総裁は静観、インフレ率急上昇でも-エコノミスト調査 – ブルームバーグ

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欧州中央銀行(ECB)の景気刺激策の終了スケジュールが、エコノミストの間で具体的になりつつある。

  ブルームバーグが2月27日から3月2日にかけて実施した調査では、当局が少なくとも6月まで待ってユーロ圏の景気回復へのリスク評価を修正し、債券購入の一段の縮小発表は9月に入ってからとの回答が大部分を占めた。また、量的緩和(QE)のテーパリング(段階的縮小)と2017年終了後の延長を回答者の82%が予想。テーパリング開始時期は18年1-3月(第1四半期)との回答は約4分の3を占めた。政策金利については、19年以降まで据え置きとの見方が半数近かった。

  ドラギECB総裁は、3年余りにわたる経済成長でインフレ率が目標を名目的に上回っているにもかかわらず、域内景気の刺激策縮小を求める声を退けている。エコノミスト調査結果に示された予想シナリオなら、複数のユーロ参加国で今年行われる選挙でポピュリスト(大衆主義)政党が躍進する可能性やトランプ米大統領の経済政策の影響など、さまざまなリスクを当局が判断する時間が確保される。

  9日のフランクフルトでのECB政策委員会でQEや金利の変更があると予想するエコノミストはいない。ただし、少数のエコノミストは政策の文言がかなり変更される可能性を見込む。

  メリオン・キャピタルのチーフエコノミスト、アラン・マッケード氏は「今はすっかり静観の状態だ」と述べ、「欧州は重要な選挙を控えており、ECBは9月24日のドイツの選挙結果が出るまではさらなる政策変更にコミットしないとわれわれは受け止めている」と語った。

  ユーロ圏の2月インフレ率は2%と、4カ月で4倍に加速したことから、14年夏に開始した異例の景気刺激策からの出口戦略を策定するよう金融当局に求める圧力が高まっている。ドラギ総裁は、インフレ率の急上昇の主因はエネルギー価格であり基調的な物価圧力は依然として弱いとの見解を示し、不透明な国際情勢の中で辛抱強く臨むよう呼び掛けている。

原題:Draghi Seen Keeping Cool on Stimulus Drive Amid Inflation Surge(抜粋)

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