【アジア・新興国】東南アジア・インドの経済見通し – 株式会社ニッセイ基礎研究所 (登録)

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01GDP(国内総生産), 実質成長率 コメントはまだありません



■要旨
  1. 東南アジア5カ国およびインド経済は、輸出の回復と底堅い消費を支えに緩やかな成長が続いている。年明け以降も輸出の好調が続いており、冷え込んだ民間投資は一部で持ち直しの兆しが見られる。一方で民間消費は資源高による物価上昇が家計の実質所得の重石となって足もとで伸び悩んでいる。
     
  2. 17年の消費者物価上昇率は、農業生産の回復による食品価格の安定と資源高によるエネルギー価格上昇の一巡によってインフレ圧力が和らぐ一方、景気回復と通貨安による輸入インフレが今後の物価上昇要因となるだろう。17年内のインフレ率は横ばい~鈍化傾向で推移しよう。
     
  3. 先行きの金融政策は、今後インフレが落ち着いていくが、各国中銀は欧米の金融政策の正常化や中国経済の減速など新興国からの資本流出圧力が高まるリスクを警戒して慎重姿勢を続け、政策金利を据え置くだろう。なお、フィリピンは力強い内需を背景にコアインフレ率の上昇が続き、年後半に政策金利を小幅に引き上げると予想する。
     
  4. 経済の先行きは、輸出拡大と投資の復調によって緩やかな成長が続くと予想する。輸出の好調が当面続くなかで企業業績が改善して民間投資が持ち直すほか、政府のインフラ整備も進展して投資が回復するだろう。一方、民間消費は良好な雇用・所得環境を背景に底堅さを保つが、足元の物価上昇で実質所得が目減りすることから伸び率は若干鈍化するだろう。
ASEAN5カ国とインドの経済見通し
■目次

1.東南アジア・インド経済の概況と見通し

  ・経済概況:輸出の回復と底堅い消費を支えに緩やかな成長が持続

  ・物価:食品価格の安定と資源高の一巡でやや低下

  ・金融政策:年内は中立維持

  ・経済見通し:輸出拡大と投資の復調で緩やかに成長
2.各国経済の見通し

  2-1.マレーシア

  2-2.タイ

  2-3.インドネシア

  2-4.フィリピン

  2-5.ベトナム

  2-6.インド





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