東京新聞:オスプレイ目視調査 横田正式配備後は長期継続せず 防衛省 … – 東京新聞

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横田基地の「友好祭」で市民らの前でデモ飛行を見せる米空軍CV22オスプレイ=15日(辻渕智之撮影)

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 米空軍の垂直離着陸輸送機CV22オスプレイが米軍横田基地(東京都福生市など)で離着陸する状況の目視調査について、防衛省は、十月の正式配備の後は長期継続しない方針であることが分かった。今後、地元自治体に伝えて了解を得ることを前提とするが、目視調査を約六年間続ける沖縄とは異なる判断で、住民らの反発を招きそうだ。 

 防衛省の関係者は「横田の目視調査は正式配備に向け、地元の不安を払拭(ふっしょく)する目的で始めた。正式配備後も当面は続けるが、飛行の実態を伝えられたと判断できる時点で終えたい」と述べた。CV22五機が正式配備される十月以降、地元の市町の了解が得られれば終了時期の調整に入る。

 調査は、配備を控えてCV22が横田へ初飛来した四月から始めた。離着陸や飛行の情報が、米軍からは得られないためだ。北関東防衛局の職員が二人一組で、基地の外から離着陸の時刻と回数を朝〜日没に確認、地元市町へ伝えている。局関係者は「暑い日も週末も屋外で双眼鏡を手に調べ、疲労が激しい」と訴える。

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 CV22は特殊部隊を運ぶのが任務で、市民団体によれば離着陸は日没〜午後九時台に多い。だが、防衛局の日中だけの調査でも、今月は多い日で九回の離着陸が確認された。地元市町はホームページに載せるなどして住民に周知している。

 一方、米海兵隊のMV22オスプレイ二十四機が配備されている沖縄県の普天間(ふてんま)飛行場(宜野湾(ぎのわん)市)では、配備後の二〇一二年十月から沖縄防衛局が目視調査を続ける。一六年度までは午前八時半〜午後六時で、一七年度から二十四時間に拡大。対象もオスプレイに限らず全機種に広げた。

 その結果、一七年度は、日米合意で飛行を制限している午後十時〜午前六時にMV22が百七十回、他機種は三百九十九回も離着陸した実態が明らかになった。普天間では調査を民間委託し、本年度は約二千二百万円で契約している。

 地元の「横田基地の撤去を求める西多摩の会」の高橋美枝子さん(76)は「今でも夜間、住宅地上空の飛行が多い。オスプレイはトラブルが多いのに、国の目視調査がなくなれば実態が見えなくなる」と懸念する。 (辻渕智之、原昌志)

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