同志社大・調査:コウモリ、衝突防止に超音波周波数を調節 – 毎日新聞 – 毎日新聞

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集団で飛ぶ際、混信を防ぐ 実験で裏付けは初

 同志社大生命医科学部と科学技術振興機構の研究グループは、コウモリが集団で飛ぶ際、発する超音波の周波数を調節して混信を防いでいることを確認したと発表した。互いに衝突を避ける巧みな工夫とみられ、実験で裏付けたのは初めてという。成果は3日、英科学誌「コミュニケーションズ・バイオロジー」電子版に掲載された。

 コウモリは飛行時、超音波を出し、目標物からはね返る反響(エコー)で自分の位置や大きさ、速度などを把握。レーダーと同じ原理で、夜間でも物にぶつからず飛ぶことができる。

 研究グループは日本に広く分布するユビナガコウモリを使い、4匹1組の飛行実験を計6組について行った。それぞれのコウモリに超小型マイクを装着して屋内で飛ばし、個別の超音波を正確に収録し、分析した。

 集団で飛んだ場合、4匹が発した低音域の周波数の幅(帯域)は平均で1.1キロヘルツで、単独で飛ぶ際の平均約0.6キロヘルツの2倍近く広い帯域を使い、互いに混信を防いでいた。さらに集団飛行では「声色」を変えて互いに似ないようにしていることも判明。集団の中でも自分の位置を正しく認識しているとみられる。

 研究の中心となった同志社大大学院生の長谷一磨さん(26)は「コウモリがこれほど効率的に周波数を変えているとは思わなかった。多数のロボットを超音波で制御する技術などにも応用できる可能性がある」と話した。【菅沼舞】






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