焼岳噴気、詳細調査へ 熱域や噴出物の有無 – 信濃毎日新聞

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 9日から10日にかけて噴気が確認された北アルプスの焼岳(長野・岐阜県境、2455メートル)について、気象庁は10日に予定した詳細な現地調査を悪天候のため11日に延期した。地表での熱域の広がりや噴出物の有無を調べ、結果を公表する。同庁は噴火警戒レベル1(活火山であることを留意)を維持しているが、「再び活動が活発化する可能性がある。山頂付近に長くとどまらず、立ち入る際はヘルメットをかぶるなど安全対策をしてほしい」(火山課)と呼び掛けている。

 同庁が10日派遣した火山機動観測班は岐阜県側から入山したが、悪天候のため山頂付近に行けず、上空からも接近できなかった。噴気は同日午前3時以降、確認されておらず、正午以降は雲が広がって観測できていない。

 焼岳の噴火警戒レベルを1から2(火口周辺規制)へ引き上げる基準の一つに「噴気活動の活発化」があるが、同庁は、今回の活動は「小規模」で、地下のマグマの動きを示す地殻変動や地震の増加など他の項目で活動が見られないためレベルを据え置いた。

 阿部守一知事は10日の記者会見で、「噴火警戒レベルを上げるような状況ではないので、冷静な対応をしてもらうことが基本的には重要」と述べた。同庁などと情報共有を図り、「今後、火山の状況に変化があった際には迅速に対応できるようにする」とした。

(8月11日)

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