SNSいじめ賠償請求で校内に調査委員会 – 中日新聞

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損害賠償の訴えを受け、会見を開く県教委の担当者ら=県庁で

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 高校の同級生からインターネット交流サイト(SNS)の書き込みによるいじめを受けて不登校になり、学校側が適切に対応しなかったとして、津市の県立高校三年の女子生徒(17)が県を相手に約百七十万円の損害賠償を求める訴えを津地裁に起こしたことを受け、高校の校長と県教委が十日、県庁でそれぞれ会見を開いた。校長は学校に調査委員会を設け調べていることを明らかにした。

 校長はSNSの投稿を「いじめの重大事態」と県教委に報告した一方、投稿前に女子生徒が不登校になった際は「いじめということで報告はしていなかった」と説明。学校の調査委員会で、事実関係や学校の対応を調べているとした。県教委の担当者は「重く受け止めている。(訴えを)慎重に確認しつつ対応していく必要がある」と話した。

 訴状などによると、女子生徒は高校一年生だった一昨年十月ごろ、複数の同級生から無視や悪口のいじめを受け不登校に。二年生になった昨年四〜六月にはSNSに複数回悪口を書き込まれた。心的外傷後ストレス障害と診断され、現在も登校できていない。

 SNSの投稿が発覚した際、学校側は県教委に相談した。県教委は、誰に向けた悪口かを特定するのが難しく、担当者は当時について「なすすべがない状況」と話した。

 高校の調査委員会は昨年十月に発足した。学校職員や弁護士、臨床心理の専門家ら十六人でつくり、再発防止策などを考える。校長は「いたずらに時間をかけるわけではないが、きちっと調査をしたい。生徒が不登校状態を解消して希望の進路を実現できるように、支援の方策を探りたい」と話した。

 (吉川翔大)

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