米雇用統計のポイントと売買戦略について – minkabu PRESS

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大口投機玉はフラットに・・・

■先週のレビュー
先週は、世界的にも懸念されていた米中貿易戦争の行方でしたが、通商対話の方向が示されたことで一旦、回避できるとの期待感から買い戻し優勢の展開となりました。
また、米10-12月期GDPの上方修正があったことで、一時107.02円まで上昇し、その後は週末の連休を控えポジション調整で下落し、106.28円で終了しています。

■今週は、週末の米雇用統計に注目です。

特に、平均時給が前年比+2.7%で予想が出ております。もし、この数値以上が発表されれば、FRBの追加利上げが催促されることで、年3回以上の高まりから、米株式相場が前回同様の急落、そしてドル円もリスク回避の高まりから下落方向に拍車が掛かる可能性高いとみています。
仮に、平均時給が予想を下回った場合、今度は追加利上げに対して慎重になることから、これも米ドル売りを誘い、ドル円にとっては上値が重くなる材料だとみています。

■一方、これまで大量の円売りポジションを保持してきた大口投機玉も先週の報告では、先月1ヶ月間で9万枚整理し、3月27日現在では、3,668枚の売り越しとなっています。

これで、ほぼフラットになったこともあり、相場的には今後の材料次第で、方向感が出やすくなるのではないかとみています。

ただ、現状の米国が主張する保護貿易、日本の改ざん問題でアベノミクス終了懸念といった大きな問題を背景に、リスク選好に傾きづらいのではないかとみています。

それと、今月は年2回の米財務省が為替報告書を公表することもあり、前回の「監視国」から「為替操作国」になる可能性もあり、クロス円全体的に重くなるとみています。それ故、ドル円においては、やはりスタンスとしては「戻り売り」のスタンスを維持したいと考えています。

■最後に、ドル円チャートです。

日足ベースでは3月28日の大陽線があることで売り手にとっては意気消沈しやすいです。買い手にとっては良い押し目買いの環境に見えます。方向感が出るとすれば、この3月28日の高安に注目したいと考えています。

・3月28日 高値・・・107.02円 安値・・・105.31円

上記の価格に対して逆指値で攻めたいと考えています。

先週末の価格が106.28円で終了したことで、月間足ベースでは陰線が確定し、これで
3ヶ月連続の陰線となりました。このことで、先月安値104.56円はいずれ下回る可能性が濃厚なことから基本スタンスはやはり「売り」と考えています。

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平野朋之 (ひらのともゆき)

株式会社トレードタイム代表取締役





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