オムロン、消費カロリーや睡眠も計測できるウェアラブル血圧計~CES2018 – 家電 Watch

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 オムロンヘルスケアは、2018年1月9日から、米ラスベガスで開催中のCES 2018において、心電付血圧計およびウェアラブル血圧計を参考展示した。今後、発売に向けて開発を進める考えだ。

 心電付血圧計は、同社が、2017年春に資本・業務提携を行なった米AliveCor, Inc(アライブコア)の技術を活用したもので、一度に、心電と血圧を計測できるのが特徴だ。

 アライブコアでは、モバイルおよびウェアラブル型の心電計による計測と、医師による患者の遠隔モニタリングプラットフォームにより、心房細動の診断および治療支援サービスを行なっている企業。2012年には、世界初となるFDA(米国食品医薬品局)の認証を取得したモバイル型心電計測ユニットを発売。遠隔モニタリングプラットフォーム「Kardia Pro」を提供している。

アライブコアとの提携で開発中の心電付血圧計

 参考展示した心電付血圧計は、アライブコアの心電計技術と、オムロンヘルスケアが持つ血圧計の技術を融合したもので、血圧データと密接にかかわる心電データを同時に計測し、組み合わせた評価を行なうことで、脳・心血管疾患の発症リスク評価の精度を高める狙いがある。

 上腕部に血圧測定のためのカフを巻き、心電計測のために設置している機器の両側面のボタン部に指を当てると、約30秒で、心電と血圧が一度に計測できる。短時間での2つのデータを計測できるというわけだ。計測結果は、本体部への表示だけでなく、専用アプリにも表示が可能で、タブレットなどでの確認もできる。

 2019年3月までの発売に向けて開発を進めている。価格は未定。

計測している状態。上腕部にカフを巻き付け、指を側面に当てる

計測結果はタブレットにも表示できる

腕時計タイプで歩数や消費カロリーもわかるウェアラブル血圧計

 ウェアラブル血圧計は、腕時計タイプのデバイスで、ボタンを押すだけで、血圧や脈拍を計測することができる。

 同社では、2016年1月のCESでは、手首型血圧計を参考展示。2017年1月のCESでは、約半分の薄さと軽量化を実現した腕時計型の血圧計を参考展示しており、今回、参考展示したウェアラブル血圧計は、これを進化させたものになる。

ウェアラブル血圧計は通常は時計として利用できる

 心臓の高さまで持ち上げ、静止した上位で、約30秒間で血圧および脈拍を計測。計測結果は、血圧ガイドラインに沿って、「正常」から「高血圧緊急事態」までの5つのカテゴリーに色分けして、ディスプレイ部に表示。ひとめで自分の血圧の状況がわかるようになっている。「正常」は、丸形のディスプレイに沿って、緑色の丸が表示される。

 通常は時計として利用できるほか、歩数や距離、消費カロリー、睡眠時間の計測が可能。また、スマホと連動して、着信したeメールやSNSのメッセージの送信相手を表示したり、かかってきた電話の相手先を表示する。同デバイスを使って、直接電話したり、メールを送信したりすることはできない。

 なお、ウェアラブル血圧計は、常時、身につけておく利用を想定しており、一日10回程度、血圧を計測しても、約1週間は充電なしで利用できるという。

 血圧は一拍ごとに変化することから、自らの血圧を正しく理解するために、一日に数回の計測が望ましいとされており、オムロンヘルスケアでは、ウェアラブル血圧計の実用化を通じて、血圧を手軽に計測できる環境を整え、正しい血圧値の理解を促進し、疾病リスクを低減することにつなげたいとしている。

 このウェアラブル血圧計は、2018年12月までの発売を目指して開発中だという。価格は未定。

「脳・心血管疾患イベントの発症ゼロ」を強化したオムロンブース

 オムロンヘルスケアブースでは、「GOING FOR ZERO」のメッセージを掲げ、同社の事業ビジョンである「脳・心血管疾患イベントの発症ゼロ」の実現に向けた取り組みを強化している。今回展示した試作品も、「GOING FOR ZERO」に対応した製品と位置づけており、脳梗塞や心筋梗塞の発症をゼロにするために、簡易な血圧の測定に加えて、生体情報として心電を追加。精度の高い発症リスクを予測ができるようにしていくという。

 今回の製品は、いずれも米国での販売を先行させ、順次、日本での販売も検討していくことになる。

オムロンヘルスケアブースの様子

ブース内では「GOING FOR ZERO」のメッセージを表示

オムロンヘルスケアブースでは発売済みのチューブレス上腕式血圧計も展示

こちらは発売済みの手首式血圧計





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