【豊洲新市場問題】9回目の地下水モニタリング調査で専門家指摘「過去8 … – ニフティニュース

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豊洲の地下水調査 不適切なのは本当に「9回目の手順」なのか

何が不適切なのか…(写真はモニタリング井戸)/(C)日刊ゲンダイ

 豊洲市場の“疑惑”の地下水モニタリング調査について、4日、都議会の特別委員会が業者を参考人招致した。そこで明らかになったのが、201カ所中72カ所から有害物質が検出され、環境基準の79倍ものベンゼンと猛毒のシアンまで出た9回目と、基準を下回った1〜7回目や有害物質検出がわずか3カ所だった8回目との、調査手順の違いだ。報道などでは「9回目の手順が不適切」という話になっているが、本当にそうなのか。

 調査手順の違いとはこうだ。水質調査は環境省のガイドラインに基づいて行われ、異物が混じらないよう観測井戸にたまった水を取り除く「パージ」という作業後、新たにたまった水を採る。1〜8回目の採水は、パージの翌日か翌々日だったが、9回目は当日、20〜30分後のスピード採水だった。水質調査とは別に地下空間の水を排出する作業を行っていたことから、都側が採水をせかしたためという。

■「ベンゼンとシアン検出の9回目こそが正しい」と専門家

 つまり、パージ後の水を「放置した時間」に違いがあるのだが、日本環境学会元会長の畑明郎氏はこう言う。

「1〜8回目の手順が間違っていて、むしろ9回目の方が正しいと思います。パージ後に長時間、1日も放置するのはよろしくない。ベンゼンは揮発してしまうし、シアンも一部揮発する。9回目にシアンが初検出されたのは、放置時間が短かったからこそでしょう。もともと地下水には濁り成分があって、長時間放置すると沈殿してしまう。本来、濁り成分も併せて調査しなければ意味がありません」

 他のケースを調べてみると、2011年の滋賀県の土壌汚染調査の資料には、こんな記述がある。

〈パージ後24時間静置している状態ではVOCs(揮発性有機物)が揮発している可能性が高い〉

〈定常状態にある地下水及び浸透水の水質を分析するなら、パージ直後の孔内の水を採取するのがいい〉

 専門家5人中4人がパージ後の水を1日放置することに疑問を呈しているのだ。

 そもそも環境省のガイドラインに、パージ後から採水するまでの時間の規定はない。1〜8回目は、なぜ1日以上置いたのか? 小池知事が就任するまで、豊洲は昨年11月の開場が既定路線だった。揮発性の有害物質を検出しにくくする狙いがあったのではないのか。そんな疑念が浮かんでしまうのである。





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