ダブル、アルバイトが活躍する仕組みを《リフォーム産業フェア 経営セミナーリポート》 – リフォーム産業新聞

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2017年7月11日(火)~12日(水)

ダブル、アルバイトが活躍する仕組みを《リフォーム産業フェア 経営セミナーリポート》

東京ビッグサイト

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 住宅リフォームの建築工事を行う株式会社ダブル(東京都武蔵野市)。間宮進介社長は、アルバイトの活用やスマホ・タブレットといったデバイス、またクラウドなど時代に合ったサービスを取り入れることで、人材確保と生産性向上に成功したと話す。

ダブル 間宮進介社長

【講師】 ダブル 間宮進介社長
【タイトル】 現場管理の主役は12人のアルバイト、30億円の工事を異例の生産性で実現する方法”ものづくり””ひとづくり”が生み出すシナジー

ものづくりは「ひとづくり」から

 「私たちは建築という『ものづくり』をする会社。良いものを作るにはまず『ひとづくり』が大切だと思うのです」(間宮社長)

 起業した当時、アルバイトで生計を立てていたという経験から、アルバイトでも活躍でき、しっかりと実力が身につく仕組みをつくりたかったという間宮社長。建築業界は専門的な知識や、経験が重視される世界。

 とはいえ、一つの現場に必要なスキルを持った人材を育てるには膨大な時間とコストがかかる。そこで、専門知識や経験が不十分でも、アルバイトとしてできる仕事をしながら成長してもらう仕組みを考えた。

 「いま、建築業界では人材確保が課題となっています。現場で活躍してもらうためには専門性が必要です。そのうえ業務はハード。会社側からのメンタルケアや教育も行き届いていないと感じていました」(間宮社長)

 そこで、アルバイトでもできる仕事を作り、雇用のハードルを下げることで将来的に活躍できる人材を確保しようと、3年前から「モニタリングサービス」を開始した。

モニタリングサービスが課題を解消

 「スマホやタブレットを使って、本社の施工管理者へ現場の状況をリアルタイムに報告する仕事を考えました。専門知識や経験のないアルバイトにも可能ですし、スマホ世代である若者にも合った仕事だと思います」(間宮社長)

 現場の状況や進捗を動画や写真付きでリアルタイムに報告・連絡することで、問題点にいち早く対応できる仕組みが「モニタリングサービス」。工事を進める上で計画通りにいかないことは多々ある。その都度スピーディに対応できないと損失につながる。モニタリングサービスを導入することで、現場再検証や商品変更などよる時間やコストのロスを未然に防げるようになった。

時代を見据え「いま」に合った作業環境を

 「建築の生産性を高める上で重要なのは作業環境の向上です。業務を仕分けして業務効率をアップし、かつ情報共有をすることが大切です」(間宮社長)

 例えば、施工管理には現場確認、資料作成、打ち合わせ、商品管理、工程管理、業者管理、品質管理など膨大な業務がある。その対応をひとりで行っていたため、かなりレベルの高い人材が必要だった。しかも、現場と会社との往復など、施工管理者にかかる負担は大きい。

 「そこで、モニタリングで現場確認や指示を遠隔で行えるようにし、各種資料はアプリを使って作成するようにしました。また、この先ますます多くなるであろう情報の処理を想定し、Web上のホワイトボード『daywrap』を作りました」(間宮社長)

 daywrapはクラウドサービスの一種で、これまでメールで行っていたスケジュールや書類などのやり取りがスムーズに。また、クライアントとの情報共有にも使われているという。

 「今後、さらに新しいサービスができ、それによって事業がより発展することも当然考えられる。ただ、その時を待っていても改善にはなりません。先を見据えながら、新しいツールやデバイスを事業に取り入れていくべきです」(間宮社長)

 こうしたさまざまな取り組みは、スタッフの労働時間などの負担を緩和したいとの思いから行っていると話す間宮社長。これまでの取り組みが奏功し、遅くとも夜8時には終業できるように。また、作業効率が高まったことで昨年度、建築事業部では26人の社員で22億円の売り上げを出すことに成功した。

 「社員をはじめスタッフに最大のパフォーマンスを還元しつつ、これからのリフォーム業界に少しでも役立つ企業を目指します」(同社長)





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