怪しさ残る豊洲採水調査 地下水モニタリングの方法に疑惑 – livedoor

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 つくづく「何を今さら」だ。20日の都議会百条委で、在職中に豊洲市場の地下水を飲み水の環境基準以下にすると約束したことを問われると、石原元都知事は「ハードルが高過ぎたかもしれません」と開き直った。豊洲市場は今なお、“責任逃れの恥さらし”が置いていった「ハードル」を突破できずにいる。

 19日の専門家会議で、地下水から国の環境基準値の100倍ものベンゼンが検出されたと発表。平田健正座長は「(地下は)対策すれば大丈夫。コントロールはできる」「地上は安全」と強調したが、市場関係者や都民が求める「安心」からはほど遠い状況だ。

 会議に参加した築地の仲卸関係者は「都は以前、地下水の汚染はなくなると言ったのに除去されていない。約束を守れていないじゃないか」と声を荒らげ、青果仲卸関係者も「『安心』が守られていない豊洲には行けない」と訴えた。

■「再採水」の疑惑と目的

 加えて、地下水モニタリングの方法にも怪しさが漂う。

 14年11月から9回にわたり都は、敷地内201カ所の観測井戸で採水調査を実施。基準値超えが一切なかった1〜7回目と、3カ所でわずかに基準値を超えた8回目では、同一の井戸でなぜか「再採水」が行われていた。ところが、基準値の79倍のベンゼンが検出された9回目と、100倍検出の今回の再調査では、再採水は行われなかったのだ。

 会議の参加者から「高濃度の汚染水を『基準値以下』に差し替えたのでは」と、疑問の声も上がったが、専門家会議の中島誠氏(国際航業フェロー)は、「調査会社にヒアリングした結果」と前置きしてこう話した。

「地下水の分析結果の速報値を見た都から『今までと著しく違う傾向があった時は、もう一度確認せよ』と業者側に『再採水』を求める指示があった」

 なのに「今までと著しく違う傾向」の内容を精査する前から、「意図的に低い濃度に見せかけたわけではないようだ」と言い切るのだ。

「過去に基準値の4万3000倍ものベンゼンが検出された土壌にもかかわらず、1〜7回目のモニタリングで、基準値を超える汚染物質が1度も検出されなかったことの方が不自然でしょう。都は、高濃度の汚染物質が検出された井戸で、意図的に再採水を行うよう指示したのではないか。そう疑われても仕方がありません」(日本環境学会元会長の畑明郎氏)

 慎太郎氏が立てた「安心のハードル」を跳び越えられる日は来るのか。





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